〈写真:doanhnghiepcuocsong.vn〉
旧正月元日(2月17日)の朝、交通量が大幅に減少したにもかかわらず、北部各地で大気汚染が深刻化した。
農業環境省環境局の観測によれば、午前7時時点で4地点がAQI(大気質指数)で「非常に悪い」水準を記録した。
最も深刻であったのはタイグエン省フンブオン通り(ファンディンフン街区)で、AQIは275に達した。
さらに午前3時には365を記録し、「有害」水準にまで悪化していた。同省クアンチュウ街区でも223を観測した。
ニンビン省の旧フーリー市ナムカオ公園では224、フンイエン省グエンバンリン通りでは223を記録し、いずれも健康への影響が懸念される水準となった。
ハノイ市内でも3カ所の観測所がそろって「悪い」水準を示した。
ハノイ工科大学正門(解放通り)で197、グエンバンクー通りで171、ニャンチン公園(クアットズイティエン通り)で168であった。
スイスに本拠を置く大気質監視機関IQAirのデータによれば、同日朝のハノイのAQIは179で、世界の主要都市の中で4番目に高い汚染水準となった。
最も深刻であったのはデリー(260)で、次いでラホール(223)、コルカタ(208)が続いた。
AQIは数値が高いほど健康リスクが増大する指標であり、現在の主因は微小粒子状物質(PM2.5)であるとされる。
環境当局は、正午以降に寒気が流入すれば大気質は「中程度」まで改善する可能性があるとの見通しを示している。
一方で、元日朝の都市部は一年の中でも稀な静けさに包まれた。
ハノイ中心部のホアンキエム湖周辺や旧市街では人出や車両が少なく、市民がランニングや散策を楽しむ姿が見られた。
家族で写真撮影を行う様子も多く、伝統的な年始の風景が広がっていた。
ホーチミン市でも、ベンタイン市場前広場やサイゴン大教会周辺、バソン橋、フードン六差路、ハンザン交差点など主要地点の交通量は大幅に減少した。
通常は渋滞が常態化する交差点も閑散とし、市民や観光客が路上カフェで新年の朝を静かに過ごす姿が確認された。
都市機能が一時的に緩和される旧正月元日は、大気汚染という深刻な課題を浮き彫りにすると同時に、大都市が持つ静穏な一面も際立たせる一日となった。



































