<写真:congly.vn>
ベトナム北部クアンニン省において、大規模な麻薬密売事件の公判が開かれている。
本件はグエン・フィ・コー(31)を主犯とする18人が関与し、総量412kg、取引額約920億ドン(約5億4000万円)に上る大麻の違法売買が行われたとされる。
起訴状によれば、同組織は2020年頃に形成され、ハノイ市やホーチミン市など複数地域で活動していた。
販売は通信アプリ「Telegram」上で行われ、広告、決済、配送の各工程を分業化することで追跡を困難にしていた。
コー被告は「Hoa Sơn Búp」と称するグループを開設し、匿名アカウントを用いて商品情報を掲載していた。
購入者は個別連絡の後、オンラインで取得した銀行口座へ送金し、注文情報は各地の保管拠点へ転送される仕組みであった。
被告は取引ごとに5〜10%の仲介手数料を得ていたとされる。
保管拠点の一部はハノイ市内の高級マンションに設置されていた。
共犯者の1人が複数の高級住宅を賃借し、包装および発送作業を担う人員を配置していた。
配送には配車アプリや長距離バス網が利用され、匿名性の確保が図られていた。
さらに、南部ホーチミン市でも別のグループが同様の手法で活動していた。
摘発を逃れるため拠点を頻繁に移動させ、親族宅などにも一時保管していたとされる。
配送時には茶葉や菓子の箱に偽装するなど、発覚回避の工夫も行われていた。
捜査当局によれば、取引は電子決済や不正に入手された銀行口座を通じて行われ、関係者同士が実名を把握しない構造となっていた。
受け渡しは宅配ロッカーや指定地点で実施されていたという。
被告らは公判において犯行を認め、反省の意を示している。





































