〈写真:vov.vn〉
ホーチミン市のビンクオイタイ小学校で100人を超える児童が食中毒症状を訴えた問題で、同市保健当局は10日、児童の便検体からサルモネラ菌が検出されたと明らかにした。
現在、原因となった食品や感染経路の特定が進められている。
ホーチミン市保健局によると、ザーディン人民病院が採取した10件の便検体のうち、7件がサルモネラ菌陽性であった。
今後はオックスフォード大学臨床研究ユニット(OUCRU)などが追加の検体採取や菌の型別を実施し、病原体と感染源の解明を急ぐ方針である。
11日朝の時点で、同校に関連する食中毒疑いの患者は184人に上った。
このうち141人は外来で経過観察や治療を受け、43人が入院した。患者の容体はおおむね安定しており、現時点で重症例は確認されていない。
学校側によると、8日朝の始業直後から、1~3年生を中心に倦怠感や発熱などの症状を訴える児童が相次いだ。
これを受け、学校は寄宿制給食にあたる校内昼食の提供を停止し、7日と8日の保存食を検査に回した。
ただし、検査結果はまだ判明していない。児童がどの食品を、どこで摂取し、その後どのように症状が出たのかについても、現時点では明らかになっていない。
サルモネラ菌は、世界的にみても下痢症の主要な原因菌の1つであり、大規模な食中毒を引き起こすことがある。
感染は経口で起こり、腹痛、嘔吐、下痢などの症状を伴う。重症化した場合には、脱水や敗血症に至るおそれもある。
発症時期は通常、摂取から約1日後であるが、4~5日後に症状が現れる場合もある。
医師は、嘔吐や下痢、腹痛、発熱などの症状がみられる場合には、疑わしい食品の摂取を中止しなければならない。
そのうえで、経口補水液などで十分に水分を補給し、症状が強い場合は速やかに医療機関を受診する必要がある。





































