<写真:znews.vn>
ハノイ市人民裁判所は16日、元税関職員のファン・ディン・クアン被告が、在宅拘束の手配を名目に20万ドル(約3000万円)をだまし取った上、さらに60万ドル(約9000万円)へと金額を引き上げて連絡を絶ったとして、同被告らに対する詐欺罪の第一審公判を開いた。
起訴状によると、クアン被告(52)は税関総局傘下の密輸取締調査部門の元職員で、ウオン・ティ・ホア被告(48)と共謀し、拘束中の企業経営者を在宅拘束に切り替えるように手配できると偽り、現金を受け取ったとされる。
被害者はフー・ミン・ヴィナ社の総社長レー・バン・クアン氏の妻で、同氏が有害廃棄物管理や不正請求書売買に関する容疑でハノイ市公安により起訴・拘束された後、知人の紹介でホア被告を通じてクアン被告に接触した。
クアン被告は「手続きは困難で費用がかかる」と説明し、前払いを要求した。
数日後、被害者は約50億ドン(約3000万円)を現金で持参し、ホア被告のレクサス570車内で引き渡した。
その後、米ドルに換金するためとして追加で約2億ドン(約120万円)も渡したとされる。
受け取った資金は20万ドル(約3000万円)相当とされ、ホア被告からクアン被告に渡された。
クアン被告はその後、在宅拘束申請書に署名するなどの行為を行った。
しかし数日後、クアン被告は費用が60万ドル(約9000万円)に増額したと伝えた。
被害者が拒否して返金を求めたものの、「すでに手配に使ったため回収できない」と説明し、その後は連絡を回避した。
捜査では、クアン被告が実際に関係先への働きかけを試みたが実現せず、資金を保持していたことが確認された。
被害者はやり取りを録音しており、鑑定の結果、両被告が在宅拘束の手配名目で20万ドル(約3000万円)を受領した内容と一致した。
公判では一部事実関係の解明が不十分と判断され、審理は延期された。



































