<写真:phunuonline.com.vn>
ハノイ市で、偽の風水師を装い女性らから金銭をだまし取ったとして、ドアン・ティ・ビック・ゴック被告(41)が詐欺罪で起訴された。被害は約6年間に及ぶ。
起訴内容によると、ゴック被告は2015年頃からFacebookや化粧品の売買を通じて知り合った女性3人に接近し、風水や厄払いに強い関心を持つ点に目を付けた。
ニンビン省の著名な風水師「ブオン師」と称する人物の存在を作り上げ、自身が仲介役として連絡を取り次ぐと説明した。
ゴック被告は「ブオン師は富裕層のみを相手にし、直接面会や電話はしない」と説明し、通信アプリ「Zalo」でのやり取りに限定した。
実際には自ら「ヴァン・ブオン」とするアカウントを作成し、風水師を装って被害者と連絡を取っていた。
この手口で供養や厄払い、風水用品の購入、さらにはネパールやインドの僧侶への食料提供などを名目に送金を要求した。
最初の被害者の女性は2018年3月から2024年半ばまでに約30億ドン(約1830万円)を支払った。
別の女性は体外受精による出産を希望していたことにつけ込まれ、2019年から2024年にかけて23億ドン超(約1400万円)を支払った。
さらに別の女性も平安祈願の儀式名目で6400万ドン(約39万円)を送金した。
2024年6月、被害者らは不審を抱き、ニンビン省在住の実在の男性を訪ねて事実関係を確認した。
同人物は自由労働者で、Zaloや銀行口座を使用しておらず、儀式のための金銭受領も行っていないと説明した。
被告の父親と面識はあるものの、ゴック被告が鑑定依頼や紹介を行った事実はないとした。
検察は、ゴック被告が詐欺による財産横領に該当するとして起訴した。
被害総額が50億ドン(約3050万円)を超えるため、最高で終身刑が科される可能性がある。
ゴック被告は2025年生まれの幼い子どもを養育中のため、居住地からの移動禁止措置が取られている。
事件は今後、ハノイ人民裁判所で審理される予定である。



































