〈写真:tuoitre.vn〉
ベトナム北部の広い範囲で2日夕方、降雹(ひょう)を伴う激しい雷雨が発生し、人的・物的被害が報告された。
同日17時50分頃、ハノイ市では空が急激に暗転し、雷を伴う雨とともに雹が降り始めた。
ロンビエン街区やホアラック村では直径1〜3cmの雹が確認され、約10分間にわたり強い雨が続いたが、この時点で大きな被害は確認されていない。
国立水文気象予報センターによると、ホアビン省上空で発達した対流雲が東へ移動し、ハノイ方面に進入した。
20時頃には、ハノイ市のミードゥック郡やウンホア郡で密度の高い雹が観測された。
ディエンビエン省では16時45分頃から、強風を伴う雷雨の中で直径2〜4cmの雹が15〜20分間にわたり広範囲で降った。
住民によると、これほど大きく密度の高い雹は初めてで、マンゴーやプラムなどの農作物に被害が出た。
同時刻には、ラオカイ省バンバン郡やタンウエン郡、タイグエン省ダイトゥ郡、フート省でも降雹が確認された。
国立水文気象予報センターは、ここ数日西北部でにわか雨や雷雨が続いており、今回の現象は高度約5000mの西風帯にある低気圧の谷がラオス北部から移動してきたことに加え、地上では冷たい空気が流入し、暖湿気との衝突によって対流活動が強まったことが原因と説明している。
この一連の悪天候により、トゥエンクアン省、タイグエン省、フート省、ハノイ市など各地で計12人が負傷し、住宅350棟と学校6校の屋根が吹き飛ばされたほか、電柱12本が倒壊した。
ディエンビエン省とタイグエン省では約1000haの水田や農作物が被害を受けた。
災害防止当局によると、各地で被害状況の集計と復旧作業が続いている。





































