<写真:tienphong.vn>
ホーチミン市で、母親により売春に関与させられていた14歳の少女が、医師と警察の連携により緊急救出されていたことが明らかになった。
5月6日に行われた児童への暴力・性的虐待防止に関する連携協定の締結式で、ホーチミン市の小児病院第2病院の副院長ファム・ゴック・タック医師が、同院の社会福祉ネットワークが対応した「最も緊急かつ衝撃的な事例の1つ」として公表した。
発端は午後11時、弁護士チャン・ティ・ゴック・ヌーから同病院への緊急通報であった。
重大性を認識した病院側は直ちに児童保護ネットワークを起動し、当夜のうちに少女を母親から秘密裏に引き離した。翌朝、弁護士と警察が病院に到着した。
他の患者への影響や身元露見を防ぐため、警察官は白衣を着用して医師を装い、約30分で母親を制圧した。院内での医学的鑑定により、少女には性的被害の兆候が確認された。
捜査資料によると、少女は慢性の糖尿病を患い同病院に通院していた。両親は4年前に離婚し、少女は母親と弟と生活していた。
母親は元夫との連絡をほぼ断ち、金銭が必要な時のみ連絡していたという。
入院中、母親の知人であるズンという男が頻繁に見舞いに訪れ金銭を渡していた。
母親は娘の治療費を理由に、この男に対し「処女を売る」ように娘を誘導し、2023年8月と12月の2回にわたり行為があったとされる。
事件は2024年のテト期間中、父親が子どもを自宅に迎えた際に発覚した。少女の異変や日記の内容から事実が判明し、父親が弁護士に救援を求めた。
その後の捜査で母親と男はいずれも犯行を認め、2024年3月7日に書類が当局へ送致された。
裁判所は男に対して未成年者との買春罪で懲役9年6月と2400万ドン(約14万円)の賠償、母親に対して売春仲介罪で懲役8年6月を言い渡した。
少女は現在、父親と生活しているが、長期の学業中断により補習教育を受けている。精神的に不安定な状態が続き、糖尿病のインスリン治療と並行して心理的支援を受けている。
同病院はホーチミン市保健局直属の小児専門病院で、1日あたり外来4000〜5000人、入院1500人を受け入れている。
医療だけではなく虐待や性的被害の兆候を発見する役割も担っている。
2024年11月からは、同病院の社会福祉部門が弁護士団体や地域警察と連携し、2024〜2026年の期間で虐待疑い6件、性的被害疑い2件に対応した。
医療、警察、法曹の連携により、緊急時の介入時間短縮と被害者保護の強化が図られている。







































