<写真:dantri.com.vn>
ベトナム北部バクニン省で、45歳の男性がいとことのトラブルにより襲われ、上唇の大部分をかまれて失い、救急搬送された。
5月7日、ハノイ医科薬科大学病院リンダム分院の形成外科・美容外科・再建外科の医師は、患者が唇の広範な欠損により複雑な変形を伴う状態で入院したと明らかにした。
口唇閉鎖や発音、咀嚼機能、顔面の審美性に直接影響が及んでいた。家族は切断された唇片を発見できず、再接着は不可能であった。
医師は、赤唇の再建と口輪筋の連続性回復を目的にアッベ皮弁法を採用した。
この手法は赤唇、白唇、粘膜、さらに口輪筋といった唇の解剖学的構成要素をほぼ完全に再建できる点に特徴があり、皮膚移植や単純な被覆術とは大きく異なる。
口輪筋の機能回復により、患者は唇の形態改善に加え、口の閉鎖、発音、食事機能の維持が可能となった。
患者は唇の左右対称性と調和を整えるため、2回の手術を受ける必要がある。
手術間の期間中は上下の唇が接合された状態となるため、食事や衛生管理、日常生活に支障が生じる可能性がある。
同院の医師は、人による咬傷は動物による咬傷と同程度に汚染された特殊な外傷であり、感染リスクが極めて高いと指摘した。
応急処置としては、創部を洗浄し止血することが重要であり、初期段階で創部を密閉したり強く包帯を巻いたりすることは禁忌である。
密閉により嫌気環境が生じ、細菌増殖を促し重篤な感染につながる恐れがある。
犬や猫にかまれた場合は狂犬病ワクチン接種が最優先とされる。
一方、人による咬傷でも、傷が深い場合や加害者にリスクがある場合には、破傷風ワクチン接種や血液感染症の検査を検討すべきである。






































