〈写真:dantri.com.vn〉
ホーチミン市で、7歳の女児が乗り物酔い防止パッチを同時に2枚使用した後、急性の精神障害を発症した。
5月13日、小児病院2の感染症科に所属するチャン・ゴック・ルー医師によると、女児は急性の精神障害状態で搬送された。
前夜から突然眠れなくなり、一晩中意味不明の発言を続け、床をはい回るなど異常行動を示したほか、突然倒れる症状も見られた。体温は38度を超えていた。
診察と聞き取りの結果、スコポラミンを含む乗り物酔い防止パッチの使用が重要な要因と判明した。
女児は前日昼、母親とともに長距離バスでホーチミン市に移動していた。
渋滞が続いたため、母親は疲労や乗り物酔いを防ぐ目的で、女児の耳の後ろにパッチを2枚貼付した。
推奨用量は8歳以上または体重40kg未満の場合で約半枚とされているが、パッチは約5時間にわたり貼付されたままであった。
医師は脳炎や髄膜炎などの重篤な原因を除外し、スコポラミンによる副作用の可能性が高いと判断した。
女児は救急室で経過観察され、約12時間後に症状は軽減し、一般病室へ移された。3日間の治療後、意識は回復し、日常生活に復帰した。
ルー医師によると、スコポラミンは口の渇き、めまい、眠気、興奮、視力低下、錯乱、瞳孔散大などの副作用を引き起こす可能性がある。
重症の場合、見当識障害、幻覚、妄想、言語障害、記憶障害、悪性高熱などを伴う急性精神障害に至ることもある。
子どもや高齢者は重い副作用が出やすいとされる。
製品の使用指示でも、8歳未満の児童への使用は避けることや、体重40kg未満の場合は用量を減らす必要があるとされている。
医師は、保護者に対し、市販薬であっても使用時には十分注意し、説明書や適応・禁忌を確認するように呼びかけている。
服用後に高熱、行動の変化、興奮、発疹、意識障害などの異常が見られた場合は、速やかに医療機関を受診する必要があるとしている。
診察時には薬の包装やラベルを持参または記録しておくことが望ましいとしている。





































