<写真:kienthuc.net.vn>
南部各省でドラゴンフルーツの価格が急落し、1kgあたり数千ドンにまで下落、生産者が赤字に直面している。
ラムドン省で4000㎡の農園を持つ生産者によると、5月初旬以降、価格は急落し変動も激しい。
現在、白果肉の1級品は1kgあたり約7000〜8000ドン(約40〜45円)で取引される一方、2級品は3000〜6000ドン(約17〜34円)にとどまり、販売も難しい状況である。
価格は年初と比べて品種や品質により約50〜70%下落した。
白果肉のドラゴンフルーツは1kgあたり少なくとも1万ドン(約57円)でなければ利益が出ないとされる。
2026年の収穫量も前年同期比で約30%減の約2トンにとどまった。
ラムドン省に限らず、ドンタップ省やタイニン省でも白果肉、赤果肉ともに同様の価格下落が確認されている。
ドンタップ省で約1haの赤果肉を栽培する農家によると、1級品は1kgあたり1万〜1万2000ドン(約57〜68円)、2級品は約8000ドン(約45円)で取引されているが、肥料や農薬費が前年同期比で25〜40%上昇しており、採算が取れない水準である。
生産コストは1kgあたり1万3000〜1万5000ドン(約74〜85円)とされ、今後価格がこれを下回れば作付面積の縮小も検討するとしている。
農業環境省の報告では、4月時点では価格は上昇しており、白果肉1級品は平均2万3412ドン(約133円)、赤果肉1級品は2万6882ドン(約153円)であった。
しかし、5月に入り各地で収穫期が重なったことで供給が増加し、価格は急落に転じた。
西部地域やラムドン省で買い付けを行う業者によると、多くの産地が一斉に収穫期に入り供給が急増したことが主因である。
さらにドリアン、マンゴスチン、ライチ、プラムなど他の果物も同時期に出回り、需要が分散している。
現在、白果肉の良品は約8000ドン(約45円)、小玉は約5000ドン(約28円)、赤果肉は約1万2000ドン(約68円)で取引されている。
ビントゥアン省ドラゴンフルーツ協会によると、価格下落は供給過多が主因であり、国内市場での流通量増加が影響している。
輸出は依然として中国市場への依存度が高いが、中国国内での栽培面積拡大により輸入需要は減少している。
さらに中国産ドラゴンフルーツの収穫期が5月から11月にかけて重なることで、競争が激化している。
欧州市場では、ドラゴンフルーツは規則(EU)2019/1793に基づく強化検査対象となっており、国境での検査頻度は30%に設定されている。
全国のドラゴンフルーツ栽培面積は約5万5000〜6万ha、生産量は年間約140万トンである。
主産地は南中部沿岸地域およびメコンデルタ地域で、旧ビントゥアン省は約2万6000ha、年間約50万トンを生産する最大の産地である。
ドンタップ省は約8500haで年間30万トン超を生産し、5〜6月には約5万5000トンの収穫が見込まれている。






































