〈写真:baochinhphu.vn〉
ベトナム政府は、個人書類の管理や決済、給付受給、行政手続きなどを一元化する「スーパーアプリ」としてVNeIDを発展させる方針を示した。
5月26日に首相が承認した人口データ、電子身分証および認証アプリ開発計画によると、VNeIDは国家デジタルエコシステムの中核的役割を担うと位置付けられている。
2028年までに、すべての国民はVNeIDを通じて社会保障や支援を受ける体制を整備する。
アプリは全面的に高度化され、国民や企業の取引に必要な主要デジタル機能の50%を統合する。
また、すべてのベトナム国民に電子身分アカウントを付与し、個人や組織の各種書類もアプリ上に統合する。
すべての携帯電話契約はVNeID上で登録・認証される見通しで、政府は条件を満たす国民の80%にデジタル署名証明書を付与し、オンライン公共サービスの利用を促進する目標を掲げる。
2030年までには、国民の70%がVNeID上でキャッシュレス決済を利用することを目指す。
レベル2のVNeIDアカウントを持つ国民は、希望すれば決済口座や電子ウォレット情報をアプリに統合できるようになる。
さらに、VNeID上の機能やサービスの70%に人工知能を導入し、個別化と利用体験の向上を図る。
2045年までには、すべての機能に人工知能を統合し、日常的な支払いや各種デジタルサービスを同アプリで完結できる体制を構築する。
これらの実現に向け、首相は公安省に対し、司法省および科学技術省と連携し、電子身分認証や電子取引、デジタル機能統合、キャッシュレス決済、個人データ保護に関する規定の見直しを指示した。
また、電子身分認証法の制定を国会に提案し、行政・民事・商取引などにおけるVNeIDの法的範囲や効力、利用条件、責任を明確化する。
2025年末時点で、VNeIDの有効アカウントは6500万件を超え、6種類の書類群が統合されている。このうち運転免許証は1870万件、自動車登録は700万件に達している。
現在、同アプリには身分証、医療保険証、運転免許証、パスポート、居住情報、社会保険、税情報、婚姻状況、学位や証明書、成績表、交通チケット、扶養者情報などが統合されており、利用者は紙の書類に代えて提示できるほか、必要な書類を追加登録することも可能である。






































