<写真:baomoi.com>
ベトナム政府は、ハノイ駅をゴックホイ駅へ移設する案について、輸送や社会的コストなどへの影響を包括的に評価するように求めた。
政府官房は6月3日、ファム・ザー・トゥック副首相の指示を伝達した。
これは、ビングループが提案したハノイ駅からゴックホイ駅までの鉄道区間の移設計画に関するもので、国道1号線拡張事業に対応する目的である。
副首相は建設省およびハノイ市人民委員会に対し、移設が旅客・貨物輸送、社会的コスト、都市交通、ベトナム鉄道総公社の運営、労働者の生活に与える影響を精査するように指示した。
特に、接続インフラやゴックホイ駅が未整備である状況を踏まえ、コスト増加や渋滞、鉄道運行の中断を抑制する方策の検討を求めた。
また、副首相は投資案の比較評価を行い、最適で効率的な案を選定するように求めた。
官民連携(PPP)方式で実施する場合は、投資家の選定において法令順守と透明性を確保し、国有資産の損失や浪費を防ぐ必要があるとした。
5月末、ビングループは首相に対し、2026年中の用地引き渡しに向け、ハノイ駅関連の鉄道区間とインフラをゴックホイまたは関係機関が定める別の地点へ移設するように提案していた。
同社はまた、PPPやBT契約による鉄道プロジェクトへの参画を提案し、移設期間中の代替としてゴックホイに仮設の旅客駅および貨物駅を建設する案も示した。
さらに、ゴックホイ〜フースエン間の1000mm軌間鉄道のルートを高速鉄道の回廊に沿って調整し、ゴックホイ〜キムソン間の東部環状鉄道を新設する構想も提示した。
新路線は既存のゴックホイ〜イエンビエン区間を代替し、現行インフラを都市鉄道1号線として活用する条件整備につながるとしている。
移行期間中の利用者対応として、同社はゴックホイ駅とハノイ中心部を結ぶ無料バスの運行を約束した。
現在、南北統一鉄道の旅客列車はハノイ駅を発着している。ハノイ駅からゴックホイ駅までの区間は、16車線へ拡張される国道1号線事業の対象に含まれている。
ベトナム鉄道総公社の幹部によると、同区間の移設は国家鉄道輸送を中断させることなく実施可能とされる。
事業完了後は、南部方面の旅客列車はゴックホイ駅で発着し、貨物列車はトゥオンティン駅およびゴックホイ駅で運行する一方、ハノイ駅は都市鉄道ネットワークの中心駅となる見通しである。




































