<写真:vov.vn>
ベトナム中部クアンチ省公安当局は、中国人が主導しラオスを拠点に運営していた越境型オンライン賭博組織を摘発し、ベトナム国内の利用者から総額約4兆ドン(約248億円)を集めていた実態を明らかにした。
同省公安の発表によると、6月9日、同組織に関与した53人について賭博組織罪で起訴し、このうち34人を拘束、19人に居住地外出禁止措置を取った。
また、オンライン賭博および銀行口座情報の違法収集・保管・公開に関する別件でも立件し、捜査を継続している。
捜査は2026年初頭、オンライン賭博サイト「OKWIN」に関連する不審な資金の流れを検知したことから始まった。
電子データの解析により、入出金の背後には国内外にまたがる組織的な中間決済ネットワークが存在することが判明した。
ベトナム公安省の指示のもと、クアンチ省公安はラオス当局と連携し、5月中旬までにサワンナケート県カイソーン・ポムウィハーン市内の2カ所を捜索した。
ベトナム人56人と中国人1人の関与を特定した。
調べによると、カンボジアでの取り締まり強化を受け、中国人グループは2026年2月頃に拠点をラオスへ移し、「ASM社」と称する金融サービス企業を設立して活動を隠蔽していた。
同社は実質的にオンライン賭博業者と利用者の間で資金を仲介する役割を担い、入出金処理を一手に引き受けていた。取引総額に対し日々0.3~0.8%の手数料を得ていたとされる。
運営には多数のベトナム人が雇用され、現地で集団生活を送りながら、運営管理、顧客対応、銀行口座貸与、資金管理などの各部門に分かれて業務を担っていた。
顧客対応部門は24時間体制で稼働し、従業員は専用ソフト「ASM PAY」や通信アプリ「テレグラム」を用いて取引処理を行っていた。
当局によると、同組織は2026年2月以降、1日あたり約400億ドン(約2億4800万円)規模の賭博資金を処理していた。
ベトナム国内利用者に関連する総取引額は4兆ドン(約248億円)に達し、資金は「MIA」と呼ばれるプラットフォームを通じて暗号資産USTに変換され、複数経路を経て最終的に中国へ送金されていた。
また、逃亡していたベトナム人容疑者2人、チエウ・カック・ルアン(39)とバイ・レン・ファット(31)は、組織内で重要な運営役を担っていたことが判明し、捜索開始から4日後に逮捕された。







































