<写真:thanhnien.vn>
ホーチミン市では雨季のピーク前にもかかわらず、デング熱による死者が今年に入り4人確認された。
6月6日にホーチミン市で開かれた座談会で、同市疾病管理センター(HCDC)の副所長レー・ホン・ガー医師は、2026年は特に警戒が必要な年であると指摘した。
患者数は2025年末から増加傾向を示し、2026年初めから現在までの感染者数も前年同期を上回っているという。
世界的にもデング熱の負担は拡大しており、1950年から2000年の間に患者数は約30倍に増加した。
さらに直近10年間で約6倍に増え、これまで症例が少なかった地域にも拡大し、一部の欧州諸国でも確認されている。
ベトナムでは南部が常に重点地域で、全国の感染者の約40~50%を占める。ホーチミン市では168の坊・社すべてで発生しており、毎日新規感染者が確認されている。
患者の年齢層も変化しており、現在は15歳以上が半数超を占める。最も多いのは11~15歳で、次いで16~30歳となっている。
流行の周期も短縮傾向にあり、以前は約5年毎であった大規模流行の間隔が、近年は3~4年に縮まっている。大規模流行は2016年、2019年、2022年に記録されている。
2026年の死亡例は、基礎疾患の存在、発見の遅れ、入院の遅延、あるいは急速な病状悪化と関連しているとされる。
死亡例は子どもだけでなく成人にも見られ、多くが重症化してから発見・治療されていた。
小児病院第1の集中治療・中毒科長ファム・バン・クアン医師は、現在の感染者数は依然として前年同期を上回っており、南部が雨季に入るとさらに増加する見込みであると述べた。
子どもが2~3日以上発熱し、腹痛や激しい嘔吐、出血症状を伴う場合は、重篤化を防ぐため早期受診が必要とされる。
また、ベトナムではデング熱ワクチンが導入されているが、新しいワクチンであるため普及率はまだ高くない。
専門家は、ワクチン接種に加え、ボウフラの駆除や水たまりの除去などの予防策を継続し、早期発見に努める必要があると強調している。



































