〈写真:thanhnien.vn〉
中国の建設大手、太平洋建設集団はホーチミン市の都市鉄道(メトロ)開発への参画に向けた検討を開始した。
同社は6月12日午前、ホーチミン市建設局と覚書を締結し、同市が進めるインフラ整備、とりわけ都市鉄道開発への参加機会を共同で調査することで合意した。
両者は、インフラ開発に向けた都市計画の研究、技術基準や規格の整備、人材育成、技術移転、投資情報の共有などで連携し、具体的な案件提案につなげる。
同社はまた、ベトナム企業との協力を優先し、国内の製品やサービスを活用する方針を示すとともに、参画プロジェクトにおける人材育成支援も行うとしている。
今回の協力は、ホーチミン市のインフラ整備、とりわけ都市鉄道網の整備加速に寄与することが期待されている。
太平洋建設集団はインフラの投資・建設・運営・管理を手掛ける企業で、長年にわたり世界500大企業に名を連ねている。
同社は1986年設立で、交通インフラ、都市開発、水利・水力発電、民間建設分野での施工能力を持ち、BT、BOT、EPCなどの方式によるプロジェクトを手掛けてきた。
ベトナムではすでにハノイ市で3件の大型案件を受注・施工中で、トゥーリエン橋および両端接続道路、ゴックホイ橋および接続道路、都市鉄道バンカオ〜ホアラック線が含まれる。
創業者の厳介和氏は、ホーチミン市には大規模なインフラ投資需要があると指摘し、投資、施工、運営、保守を一体で担う「統合モデル」での参画に意欲を示した。
同社によると、この方式は品質管理の一貫性を確保し、維持コストの削減と工期順守に寄与するという。
このほか、中国の広州地下鉄集団もホーチミン市に代表事務所を開設し、ベトナムでの都市鉄道プロジェクトにおけるコンサルティングや設計、建設活動の調整・管理を進めている。
ホーチミン市は交通インフラ投資を加速しており、ベンタイン〜スオイティエン線の運行開始後、2030年までに約200kmの都市鉄道整備を目標としている。
タムルオン〜ベンタイン〜トゥーティエム〜ロンタイン空港を結ぶ幹線を優先するほか、ベンタイン〜カンザー線、ビンズオン新都市〜スオイティエン線、タンソンニャット〜フーフー線、トゥーザウモット〜タオダン線の整備も同期間内の完了を目指す。





































