<写真:danviet.vn>
ベトナムでは15日から、携帯端末の変更時に加入者の顔認証による再認証が義務化され、未実施の場合は回線が段階的に停止される措置が導入された。
科学技術省の通達08/2026/TT-BKHCN第8条に基づき、携帯利用者は端末変更後、最大2時間以内に顔の生体認証を再実施する必要がある。
本人名義の加入者保護の強化や、不正SIMやなりすまし、詐欺行為の抑止を目的とする。
認証方法は、国家人口データベースや身分証データベース、出入国データベース、または公安当局が認証した身分証ICチップの情報との照合、もしくは通信事業者が合法的に保管する加入者の生体データとの照合のいずれかで行う。
システムには高精度が求められ、誤拒否率は5%未満、誤受入率は0.01%とする国際標準FIDOに準拠する。
また、写真や動画、3Dマスクを用いた不正認証を検知する機能も必要とされる。通信事業者は各加入者の認証実施時刻などの記録を保存しなければならない。
個人利用者のうち、これまでに身分証ICチップの読み取りによる生体認証を行っていない場合は、顔写真の撮影とICチップの読み取りが必要で、通信事業者のアプリまたは店舗で手続きする。
一方、既に生体データが登録されている場合は、顔写真の撮影のみで認証が完了する。
外国人名義の加入者や組織が利用する回線については、ビデオ通話による認証履歴がない場合、顔写真の撮影と有効なパスポート画像の提出が必要で、店舗での手続きとなる。
端末変更後、通信事業者は2時間以内に認証案内を送付し、期限内に認証が完了しない場合は発信およびSMS送信が停止される。
30日経過後も未認証の場合は着信を含む双方向通信が停止され、さらに5日以内に認証しなければ番号は回収される。
管理当局によると、この措置により利用者の安全性向上と回線の不正利用防止が見込まれる。
通信大手のViettel、MobiFone、VinaPhoneの3社は、規定に基づく情報未認証を理由に、15日時点で約1060万回線の発信サービスを停止した。
内訳はVinaPhoneが約300万回線、Viettelが500万回線、MobiFoneが260万回線である。
これらの回線は発信とSMS送信が停止される一方、受信は引き続き可能であり、利用者は認証手続きを完了すれば即時にサービスを回復できる。
規定では、片方向停止後60日以内に認証しない場合、双方向停止に移行し、その5日後に契約が終了される。







































