<写真:cadn.com.vn>
ベトナム北部ラオカイ省で、中国人による越境型のネット詐欺グループが摘発され、19人が拘束された。
ラオカイ省公安当局は6月14日、同省内のホテルに拠点を構えていた中国人グループを急襲し、ネット詐欺活動を未然に阻止したと発表した。
捜査によると、同グループは2026年6月初旬、カンボジアからタイニン省モクバイ国境検問所を経由してベトナムに入国した。
その後、ラオカイ市内のソンホン・ビュー・ホテルに多数の部屋を借りて滞在していた。
公安当局は事前の情報収集から、同グループがカンボジアで詐欺に関与していた疑いを把握した。
福建省出身の王祥生(45)が主導していたとされる。
6月10日には、グループがノートパソコンや5G通信機器などを設置し、中国のSNSアプリを用いた詐欺準備を進めていることを確認した。
手口は、中国人の融資希望者を標的に、貸付アプリの担当者を装って手続きを案内し、金銭をだまし取るものであった。
6月12日、グループが実際に詐欺行為を開始した直後、公安当局がホテルに踏み込み、19人全員を拘束した。
現場からはノートパソコン23台、携帯電話26台、5G送受信機8台、USBメモリー16個などが押収された。
電子データの解析により、同グループはカンボジアでの活動時に約2万5000人分の中国人の個人情報を収集していたことも判明した。
同省公安は、今回の摘発が大規模な越境型ハイテク詐欺の被害防止につながったとしている。現在、事件の全容解明に向けて捜査を拡大している。

































