<写真:hanoimoi.vn>
ハノイ市人民裁判所は6月24日、格安ツアー販売を装って多数の被害者から金銭をだまし取ったとして、チャン・ゴック・ビック被告(52)に対し、「資産詐取罪」で懲役16年の判決を言い渡した。
判決によると、ビック被告はバクア商業観光社およびハノイ・トラベル商業観光社の社長として両社を設立したが、いずれも国内外の旅行業許可を取得していなかった。
それにもかかわらず、2020年から2023年にかけて、ビック被告は観光需要のある個人に対し、新型コロナウイルスの影響などで利用されなかったツアーを半額で再販売していると虚偽の説明を行った。
これを信じた被害者らは知人らを誘って団体を組み、ビック被告と旅行契約を締結し、代金を支払った。
しかし、ビック被告は実際にはツアーを実施せず、受け取った金銭を着服した。被害者らは被告と連絡が取れなくなったため、警察に告発した。
捜査当局によると、バクア社は2020年に活動停止となっていたが、ビック被告は2022年12月にハノイ・トラベル社を新たに設立し、引き続きツアー契約の受け入れを行っていた。
本件でビック被告は18のグループを通じて計311人をだまし、総額約56億ドン(約3439万円)を詐取したと認定された。
このうち大半は個人的に費消され、被害者への返済は約2億3000万ドン(約141万2000円)にとどまっている。
被害者の1人であるグエン・コン・T氏(71)は、5日間4泊の日本旅行ツアー2900万ドン(約17万8000円)が半額で購入できるとする説明を信じ、2022年4月に30人以上を募って参加した。
総額5億7800万ドン(約355万円)が支払われたが、ツアーは実施されず、代金も返還されなかった。




































