<写真:tienphong.vn>
著作権に関する不安の高まりを受け、ホーチミン市やハノイ市の多くのカフェがベトナム音楽の再生を停止し、代替手段に切り替える動きが広がっている。
現地取材によると、最近では店内音楽を完全に止めるか、海外音楽やAI生成音楽に変更する店舗が増えている。
ハノイ市ハドン区のカフェ経営者は、音楽著作権に関する検査や監査の情報が出回ったことを受け、具体的な手続きが不明なため、安全策として音楽再生を一時停止したと説明する。
「具体的に何をすべきか分からず、まずはリスク回避のために音楽を止め、公式情報を待っている」と話す。
同経営者によれば、多くの小規模店舗は通知や現地での指導がない限り、料金の支払いや申請方法が分からない状況にあるという。
現時点では夏休み期間で主要顧客である学生の来店が減っているため、営業への影響は限定的であるが、今後の対応は見通せていない。
一方、ホーチミン市アンホイドン地区の小規模カフェ経営者は、従来からストリーミングではなくダウンロードした音楽を再生していたとしつつも、規定の具体的な運用が不明で、当局からの追加指導を望んでいると述べた。
こうした中、一部店舗ではAI音楽や外国曲への切り替えが進む。
ホーチミン市のカフェ経営者は、AIが生成した楽曲や著作権フリーのインストゥルメンタル音源に全面的に移行したとし、「店内の雰囲気づくりが目的であり、必ずしも著作権付き楽曲は必要ない」と語る。
利用客の間でも、AI音楽への移行は見られる。ホーチミン市在住の女性は、よく訪れる店舗がAI音楽に切り替えたとし、「自作のAI音楽もあり、嗜好に合っている」と話した。
ただし、小規模事業者にとっては著作権料の負担が大きな懸念となっている。複数の経営者は、税金や運営費に加えて著作権料が発生すれば、利益に大きく影響すると指摘する。
また、料金算定方法や手続きに関する具体的な案内が不足しているとの声も多く、検査への対応として音楽の利用形態を見直す動きが続いている。


































