〈写真:thanhnien.vn〉
ベトナム空港公社(ACV)は、ホーチミン市のタンソンニャット空港にある国内線ターミナル(T1)を全面的に建て替える方針を示した。
地下通路を新設し、駐車場TCPやT3ターミナルと接続することで、処理能力の向上と空港内の連携強化を図る。
この方針は、2026年末の運用開始が見込まれるロンタイン国際空港との役割分担や、タンソンニャット国際空港のインフラ再整備の必要性を背景に示されたものである。
現時点では予備的な検討段階であり、具体的な規模や投資計画は、2021~2030年期の空港計画(2050年までの展望を含む)の調整・承認後に確定する。
タンソンニャット国際空港には現在、国内線のT1、国際線のT2、国内線用のT3の3ターミナルがある。
T1とT2は隣接し、チュオンソン通りの同一出入口を共有する。一方、T3は約1km離れた場所にあり、1年以上前から運用されている。
T1は主にベトジェットエアが使用し、ベトナム航空やサン・フーコック・エアウェイズ、パシフィック航空、VASCO、バンブー・エアウェイズなどはT3へ移転している。
T1は複数回の拡張を経て、面積は約4万1000㎡、年間処理能力は約1500万人(1日平均約4万1000人)となっている。
しかしT3の運用開始前は需要が恒常的に能力を上回り、繁忙期には1日当たり約10万人に達し、チェックインや保安検査、送迎エリアで混雑が発生していた。
ACVによると、長年の使用でT1の多くの設備が老朽化し、技術や空間配置も現状に適合しなくなっている。
このため、将来の需要に対応する近代的な大規模ターミナルへの刷新を検討する。
あわせて、旅客ターミナルと駐車場TCPを結ぶ地下通路、およびT3へ接続する地下ルートの整備も検討する。
各ターミナルと駐車場を一体的に結ぶことで、交通の交錯を減らし、移動の利便性向上を目指す。
現在、TCPからT1へは道路を横断する必要があり、空港出入り車両と交錯している。また、T1とT3の間には直接連絡路がなく、空港外の道路を経由して移動する必要がある。
ACVはT1の改修と並行し、タンソンニャット国際空港とロンタイン国際空港の同時運用計画も進めている。
市場別に役割を分担し、タンソンニャット国際空港は国内線と短・中距離の国際線を担い、ロンタイン国際空港は中長期的に成長が見込まれる国際路線の拠点とする方針である。
同社は、国内の大手航空会社からロンタイン国際空港での運航申請を受けているほか、複数の国際航空会社とも協議を進め、年末の開港に向けた準備を進めている。






































