<写真:baolamdong.vn>
ホーチミン市のサイゴン川をまたぐ歩行者橋の主アーチが、全長187m超、重量3400トンの規模で製作されており、8月末の現地架設に向けて最終段階に入っている。
同橋はバソン橋とサイゴン川トンネルの間に位置し、全長720m、幅6~11m、桁下高10mの設計である。総投資額は約1兆ドン(約60億円)で、ヌティフードが資金提供している。
主アーチは南部の象徴であるニッパヤシの葉を模した形状で、長大、丹羽隆志アーキテクツ
、長大基礎地盤ベトナムの共同設計案が採用された。
現在、ホーチミン市ラックズア坊のドン・スエン工業団地にあるダイ・ズン造船の工場で、数十の鋼材セグメントを組み合わせて製作が進められている。
現場では高さ約8階建てに相当する支持架台が設置され、約4000㎡の敷地でアーチを組み立てている。
施工用の仮設構造だけで約1800トンの鋼材を使用する。アーチはニッパヤシ形状の構造体14組と、直径800mmの鋼管を主要耐力部材とする20の鋼桁セグメントで構成される。
橋面パネルは組立ヤードから約200m離れた工場で製作され、CNCレーザー切断機や自動溶接機を用いて変形を抑制している。
機械が入れない箇所では作業員が狭所に入り込み、溶接作業を実施している。
工事はこれまでに加工工程の約95%、組立工程の70%超を完了した。三次元曲面の加工精度が求められる点が最大の難所で、各部材は高精度で調整されたうえで接合される。
ピーク時には約500人の技術者と作業員が2カ月以上連続して作業に当たった。
完成後、アーチ構造は専用車両で1万4000トン級のはしけに積み込まれ、市中心部へ輸送される。
橋は9月2日の建国記念日に合わせて完成する見込みで、サイゴン川両岸を結ぶ新たな公共空間となる。



































