<写真:sggp.org.vn>
ホーチミン市で無料バスの利用拡大が進む中、外国人旅行者や在住外国人も簡単な認証手続きで利用できる体制を整えている。
利用時はEMV規格対応のVisaやMastercardなどのIC付き銀行カードを車内の読み取り機にかざすか、Apple Pay、Google Wallet、Samsung Payなどの非接触決済を利用すればよく、認証自体で料金は発生しない。
無料化の開始後、市内ではバス利用者数が過去最高を記録した。
一方で、外国人利用者の中には認証方法が分からず乗車時に戸惑い、場合によっては乗車を断念するケースもみられたため、市公共交通管理センターが手続きを改めて周知している。
同センターによると、認証は利用者数や路線ごとの需要を把握し、運行本数や車両配置の見直しなどサービス改善に活用するためのものである。
現段階では、外国人利用者にベトナムの身分証明書や代替書類の提示は求めておらず、車掌らがカードのかざし方を案内する。
技術的な不具合などで認証できない場合も、ホーチミン市の優遇制度に基づき柔軟に乗車できるよう対応するとしている。
また、英語での接客に課題があることを踏まえ、同センターは関係機関と連携して職員の語学力向上を進めるほか、視覚的に分かりやすい案内表示の整備も進める。
英語版の情報は対外向けメディアにも提供しており、「居住地や国籍を問わず、すべての利用者が対象」と周知している。
さらに、経路検索アプリ「MultiGo」の英語表示や、主要バスターミナル、駅、乗り換え拠点へのベトナム語・英語併記の案内板を整備した。
今後は車内や停留所での多言語案内、旅行者向け利用ガイドの作成、観光業界や空港、都市鉄道、デジタルプラットフォームとの連携を通じて、外国人旅行者への情報発信を一層強化する方針である。




































