<写真:vov.vn>
ホーチミン市では2026年上半期に狂犬病による死亡例が5件確認され、全ての患者が狂犬病が疑われる犬や猫にかまれた後、狂犬病ワクチンと抗狂犬病免疫グロブリンの接種を受けていなかったことが分かった。
ホーチミン市疾病対策センター(HCDC)が7月20日に明らかにした。
死亡した5人の内訳は、旧バリア=ブンタウ省ロンダット郡ロンハイ地区で3人、クチ地区で1人、旧バリア=ブンタウ省スエンモック郡ホアヒエップ地区で1人であった。
また、患者の40%は毒を吸い出す、湿布薬や民間療法を施すなど不適切な応急処置を行い、予防治療に最も重要な初期対応の機会を逃していた。
HCDCは、狂犬病は発症すると致死率が100%である一方、適切な応急処置と速やかな予防接種によって防ぐことができると強調した。
犬や猫にかまれたり引っかかれたりした場合は、傷口を石けんと流水で少なくとも15分間十分に洗浄し、その後45~70%のアルコールまたはポビドンヨードで消毒した上で、速やかに医療機関を受診し、医療従事者の指示に従ってワクチンや免疫グロブリンの投与を受けるように呼びかけている。
また、傷口に民間薬や薬草を塗布したり、自分で治療したりすることは、予防可能な時間を失う原因になるとして避けるように注意を促した。
ホーチミン市保健局は既に狂犬病対策の強化を指示しており、HCDCは家畜・獣医当局と連携し、感染状況の監視や健康教育、発生地域での対策を進める方針である。
HCDCは、犬にかまれた後に民間療法を選び、ワクチンを接種しなかった男性が死亡した事例も紹介した。
傷が治癒した後も通常どおり生活していたが、その後、かまれた脚の痛みをきっかけに症状が進行した。
鎮痛薬で様子を見たため受診が遅れ、専門病院へ搬送された時には手遅れとなり、入院から約12時間後に死亡したという。
遺族は、この死は適切な予防接種を受けていれば防ぐことができたと振り返っている。







































