<写真:suckhoedoisong.vn>
ハノイ市の公安省19-8病院は22日、腹部の張りやけいれん性の腹痛などが続いていた66歳の男性の腸内から、長さ1.2mのウシ条虫を摘出したと明らかにした。
医師は、長年にわたる加熱不十分な牛肉や生に近い牛肉料理を食べる習慣が感染原因になったと判断している。
男性は数週間にわたり軽い消化器症状が続き、吐き気や食欲不振、原因不明の体重減少もみられた。
当初は受診しなかったが、排便時に白く平たい節片が便の中で動いているのを目撃し、病院を訪れた。
問診では、レアステーキや軽く火を通した牛肉、レアの牛肉入りフォーを長年にわたり頻繁に食べていたことが確認された。
医師は症状と食習慣から、十分に加熱されていない牛肉の摂取によるウシ条虫感染と診断した。
ウシ条虫は人の腸内で長期間にわたり自覚症状がほぼないまま寄生することがある。
ベトナムでは条虫感染率は人口の約0.5~12%とされ、このうち約70~80%をウシ条虫が占め、残りはブタ条虫である。
成熟した節片1つには最大約5万個の卵が含まれ、成虫は通常4~12m、最長では25mに達する例もあるという。
病気は鈍い腹痛や腹部膨満感、朝のよだれなど軽い症状で経過することが多いが、治療を受けない場合は腸閉塞や腸穿孔、急性虫垂炎、胆管炎、急性膵炎など重い合併症を引き起こす可能性がある。
医師は十分に加熱した食品を食べることを徹底し、牛肉の中心温度は塊肉で63℃以上、ひき肉では71℃以上を確保するように呼びかけている。
また、幼虫は高温での加熱、またはマイナス18~20℃で5日以上の冷凍で死滅するとして、手洗いや生肉と調理済み食品の調理器具の使い分け、検査済みの食肉を購入することなども感染予防策として勧めている。







































