〈写真:nhandan.vn〉
ベトナム北中部タインホア省公安は22日、国際的なダイヤモンド密輸事件の捜査を拡大した結果、密輸の疑いで新たに4人を被疑者として立件したと発表した。
あわせてダイヤモンド354個を追加で押収し、その総額は690億ドン(約4億3000万円)近くに上る。
捜査では2022年から2024年にかけて3400個を超える密輸ダイヤモンドが流通し、総額は5000億ドン(約31億円)超と推定されている。
新たに立件されたのは、SJC(サイゴン金銀宝石社)の営業部長を務めていたファム・ティ・ホン・ズエン容疑者のほか、ホーチミン市在住の3人である。
捜査当局によると、当時SJCの社長であったレ・トゥイ・ハン氏が、ズエン容疑者に香港から密輸されたダイヤモンドの調達を指示した。
そして、ベトナムに密輸した後、自社の小売網で販売していた疑いがある。
ズエン容疑者は密輸ダイヤモンドの発注と受け取りを担当し、国内搬入後は別の容疑者がSJCへ販売したほか、2人が商品を直接引き渡していたとされる。
当局は、密輸品の流通に複数の関係者が役割を分担して関与していたとみている。
さらに、ズエン容疑者は密輸品の出所を隠すため、複数の顧客の個人情報を利用し、顧客からダイヤモンドを買い取ったようにSJCの管理システムへ登録していた疑いがある。
こうして書類上で正規品を装った後、SJCの鑑定部門であるRồng Vàng SJCに持ち込み、少量ずつ鑑定を受けることで記録を整え、市場へ流通させていたという。
タインホア省公安は、こうした手口によって3400個を超える密輸ダイヤモンドがSJCの販売網で販売され、不正な利益が得られたとみており、事件の全容解明に向けて捜査を続けている。




































