<写真:dantri.com.vn>
ハノイ市を通る鉄道網について、ベトナム建設省は「2021~2030年鉄道網計画(2050年までの長期ビジョン)」を改定し、新たに国家鉄道4路線と高速鉄道2路線を整備する方針を示した。
これにより、首都圏の鉄道ネットワークを拡充するとともに、旅客・貨物輸送の拠点再編を進める。
新設される国家鉄道路線は、建設中のラオカイ〜ハノイ〜ハイフォン線のほか、ハノイ〜ドンダン(ランソン省)線、東環状線(キムソン〜ゴックホイ間)、西環状線(ゴックホイ〜タックロイ間)の4路線で、このうち一部は2030年以降に建設される予定である。
いずれも複線・標準軌(1435mm)で整備される。また、高速鉄道では南北高速鉄道とハノイ〜クアンニン線が計画に盛り込まれた。
計画では、旅客輸送の主要拠点をゴックホイ駅とザーラム駅の2駅とする。
ゴックホイ駅は南側の中核旅客駅として国家鉄道、都市鉄道、高速鉄道の結節点となり、車両基地も配置される。
一方、ザーラム駅は北側の中核旅客駅として国家鉄道と都市鉄道を接続し、1435mm軌間と1000mm軌間の双方に対応する。
貨物輸送ではトゥオンティン駅とイエントゥオン駅が新たな拠点となる。
現在の国家鉄道であるゴックホイ〜ザーラム間は将来的に地方鉄道へ転換し、条件が整い次第、ハノイ市人民委員会へ移管される計画である。
ただし、中心部との接続を維持するとともに、鉄道輸送が中断しないことが条件とされた。
既存の1000mm軌間路線についても、東環状線とラオカイ〜ハノイ〜ハイフォン線の完成・運行開始まで運行を継続する方針である。
現在、南北鉄道の旅客列車はハノイ駅を経由して運行しているが、Vingroupは国道1号線拡幅事業のため、ハノイ駅と関連施設をゴックホイ駅などへ移転し、2026年中に用地を引き渡せるように政府へ提案している。
計画が実現すれば、南方面の旅客列車はゴックホイ駅を発着し、ハノイ駅は都市鉄道の中心駅へ転換される見通しである。





































