〈写真:VinSpeed〉
ホーチミン市中心部の9.3haに及ぶ9月23日公園一帯で、地下商業施設や地下駐車場をベンタイン駅と一体的に整備する詳細都市計画案について、高速鉄道事業を手がけるVinSpeedが地域住民から意見を募る手続きを開始した。
対象区域は同市人民委員会が1/500縮尺の詳細計画策定を認めた区域であり、将来の公共交通を軸とした都市開発(TOD)の中核拠点として位置付けられている。
VinSpeedは、ベンタイン駅とカンゾーを結ぶ延長約52.92kmの鉄道計画の投資主体であり、その起点となるベンタイン駅周辺について、2040年までの都市計画と2060年を見据えた長期構想、および承認済みの地区計画に沿って開発を進める方針である。
計画区域は北側がレライ通り、南側がファム・グー・ラオ通り、東側がハムギー通りとチャン・フン・ダオ通り、西側がグエンチャイ通りに囲まれる。
地下空間を開発の中心とし、駅施設、商業・サービス施設、地下駐車場、技術インフラを一体的に配置して、地下鉄や地下歩行者ネットワークと直接接続する構想である。
一方、地上部では建築物を極力抑え、緑地や広場、歩行者空間、地下施設への出入口を優先的に整備する計画となっている。
駅管理施設や運行管理施設は鉄道運営に適した場所へ配置し、地下の各機能と円滑に連携させる。
また、地下商業施設は駅や地下歩行空間と直結し、連続した商業・サービス空間の形成を目指す。
地下駐車場は都市部の土地利用効率を高めるとともに、地上の駐車需要を軽減し、緑地や公共空間の拡充につなげることを目的とする。
VinSpeedは、地下と地上を一体的に結ぶ都市設計により、施設全体の利用効率向上や都市環境の改善、中心市街地の新たな景観形成につながるとしている。

































