<写真:イメージ画像>
ハノイ市疾病対策センター(CDC)は、7月最後の3週間で百日咳の感染者10人を確認したと発表した。
これにより、年初からの累計感染者数は87人となり、前年同期を約20人上回った。
百日咳は冬から春にかけて増加する傾向があるものの、近年は年間を通じて散発的に発生しており、当局は特定の季節だけではなく、継続した予防を呼びかけている。
VNVC予防接種システムの医療専門家によれば、今夏から秋への季節の変わり目に感染者が増えていることは、病原菌が地域社会で流行している可能性を示している。
季節の変わり目は天候が不安定になりやすく、特に子どもの感染リスクが高まるという。
百日咳は細菌「ボルデテラ・パータシス」による呼吸器感染症で、患者の鼻や喉の分泌物を介し、せきやくしゃみ、会話時の飛沫、近距離での接触などで感染する。
発症初期は軽いせきや鼻水、微熱など風邪に似た症状が多く、気付かれにくい。
その後は激しいせき発作や嘔吐、呼吸困難などに進行する場合があり、乳児では肺炎やけいれん、呼吸不全など重症化する恐れがある。
他の呼吸器感染症との重複感染で症状が悪化する可能性もあるため、長引くせきや異常な呼吸などが見られる場合は速やかな受診を勧めている。
CDCは、せきや発熱のある人との接触を避け、手洗いなどの衛生対策や健康管理を徹底するとともに、ワクチン接種を推奨している。
百日咳ワクチンは時間の経過とともに免疫効果が低下するため、推奨日程に沿った追加接種が重要であるという。
子どもは生後2カ月から接種可能で、一部のワクチンは生後6週間から接種できるほか、4~6歳、9~15歳、その後は10年ごとの追加接種が推奨されている。
また、妊婦には妊娠中期から後期にかけてジフテリア・百日咳・破傷風混合ワクチンの接種が勧められており、家族も必要な接種を済ませることで、生後2カ月未満でまだ予防接種を受けられない乳児を感染から守ることにつながる。
当局は新学年を前に、教育機関と医療機関が連携して児童・生徒の接種歴を確認し、不足分や追加接種を進めるよう求めている。


































