<写真:イメージ画像>
フランス発の相乗りサービス「BlaBlaCar」がベトナムでサービスを開始し、自家用車の空席を活用して同じ目的地へ向かう利用者と燃料代や高速道路料金を分担する仕組みを導入した。
ベトナムはインドネシアやマレーシア、フィリピン、タイなどとともに新たに展開する20市場の1つで、同社にとって過去10年で最大規模の海外展開となる。
サービス提供国は計41カ国に拡大した。
同社は6月末に進出計画を公表し、8月初旬からベトナム語のウェブサイトとアプリの運用を開始した。
利用者は出発地や目的地、出発時間、人数を入力して同乗者を探すことができ、ホーチミン〜ブンタウ、ハノイ〜ハイフォン、ダナン〜フエなどのルートが代表例として紹介されている。
現地メディアが8月9日に試したところ、ホーチミン市内からタンソンニャット国際空港まで2人分を検索した場合、システムは2万4000ドン(約150円)の費用負担額を表示したという。
一方、同区間の配車サービスではGrabが7万6000~10万ドン(約470~620円)、Beが7万~9万ドン(約440~560円)を提示した。
料金面では相乗りが安いものの、配車サービスは約5分で手配できるのに対し、相乗りは事前に運転者と連絡を取る必要があるなど利便性に違いがある。
BlaBlaCarはGrabやBe、Green SMのような営業目的の配車ではなく、もともと移動予定のある自家用車の運転者と同乗者を結び付ける非商業型サービスと位置付ける。
運転者は実際にかかる費用を超えて徴収して利益を得ることは認められず、自身も費用を負担しなければならない。
また、電話番号や電子メール、本人確認書類の認証、利用後の評価機能などを設け、見知らぬ相手同士が利用する際の信頼性向上を図る。
一方で、法制度上の位置付けはなお明確ではない。
道路運送事業に関する政令第158号(2024年)はアプリを通じた個人間の費用分担を独立した形で規定しておらず、政令第218号(2026年)は契約車両への規制を強化し、2028年から企業に対し旅行データを公安省と共有するよう求めている。
相乗りによる費用分担がどの段階で運送事業に当たるのかや、保険、事故対応、利用者間の紛争処理などは、今後整理が必要な課題とされている。




































