<写真:イメージ画像>
ビングループ傘下の宇宙企業VinSpaceは8月11日、米宇宙企業SpaceXと人工衛星の打ち上げ契約を締結した。
2027年第2四半期に、SpaceXの相乗り打ち上げプログラム「Transporter Rideshare」を利用して同社の衛星を軌道へ投入する予定であり、ベトナムの宇宙産業育成に向けた重要な節目となる。
契約に基づき、VinSpaceは衛星の研究、開発、製造に加え、打ち上げ後の運用までを担う。
初期の衛星ミッションでは、自社開発した衛星モジュールを実際の軌道上で試験し、衛星システムの技術力向上を図るとともに、将来的な商業利用に向けた基盤を整備する計画である。
同社は2026年4月に、2027年中の衛星製造・打ち上げ計画を公表していた。
VinSpaceは、衛星の設計・開発から組み立て・統合・試験(AIT)、打ち上げミッション管理、衛星運用、リモートセンシング製品や宇宙データサービスまでを手掛ける総合的な民間宇宙企業を目指している。
今回の契約は、世界有数の宇宙企業との連携を通じて、その長期戦略を具体化する取り組みと位置付けられる。
VinSpaceのブー・チョン・トゥー最高経営責任者(CEO)は、自社開発した衛星モジュールを軌道上で実証することは、研究開発成果を実際のミッションへ結び付ける上で重要であると説明した。
その上で、SpaceXとの契約はベトナムにおける商業宇宙産業のエコシステム構築を後押しし、同国を世界有数の宇宙産業のバリューチェーンへ結び付ける一歩になるとの考えを示した。
VinSpaceは2025年11月3日に設立され、当初の資本金は3000億ドン(約18億6000万円)である。
出資比率はファム・ニャット・ブオン氏が2130億ドン(約13億2000万円)で71%、Vingroupが570億ドン(約3億5000万円)で19%を保有し、同氏の2人の息子がそれぞれ150億ドン(約9300万円)ずつ出資して5%ずつを保有している。







































