<写真:thuonghieucongluan.com.vn>
ベトナムの首都ハノイ市では6日夕方から夜にかけて大気汚染が深刻化し、複数の観測地点で空気質指数(AQI)が「悪い」水準に達した。
一般市民の健康への影響が懸念されるほか、子どもや高齢者などの敏感層においては、より深刻なリスクが指摘されている。
同日19時時点で、ザイフォン通りの工科大学前ではAQIが168、クアットズイティエン公園で167、グエンバンキュー通りで159を記録した。
いずれも健康への影響が懸念される水準である。
大気質は正午頃から悪化し、夕方にかけてさらに上昇した。周辺のタイグエン省やフンイエン省でも同様の傾向が確認されている。
スイスの空気質監視機関IQAirによれば、ハノイ市の総合AQIは196に達し、世界の主要都市の中で最も高い水準となった。
ハノイ市内では、西湖周辺で251、ボーチーコン通りで222、ハンチョン地区で224と「非常に悪い」水準を示す地点も確認されている。
気象当局は、当日の気象条件が汚染物質の拡散に不利であったと分析している。
日中の最高気温は33~35度と高温であった一方、夜間は降雨がなく、微小粒子状物質(PM2.5)を洗い流す効果が働かなかった。
さらに、南から南東の風が弱く、風速も毎秒2~3m程度にとどまったため、大気の対流が抑制され、汚染物質が地表付近に滞留しやすい状況となった。
ベトナム政府は2025年末にも同様の大気汚染の悪化を受け、各省庁に対して緊急対策を要請している。
工業分野では発電所や製鉄、化学工場などに対する排出管理の強化や、AQIが200を超えた場合の操業抑制を求めた。
建設分野では粉じん対策の徹底や工事の一時停止、交通分野では渋滞緩和や資材運搬車両の管理強化などが指示されている。
また、警察当局には排ガス規制違反や廃棄物の不法焼却に対する取り締まりの強化が求められている。
保健当局や教育当局も住民への健康対策の周知や屋外活動の制限を呼びかけている。






































