<写真:baoquangninh.vn>
ベトナム政府は、世界自然遺産ハロン湾における観光船の運航数を制限し、環境負荷の軽減と生態系保全を図る方針である。
ファム・ティ・タイン・チャ副首相は21日、ハロン湾の特別国家遺跡である景勝地の保存・修復・復元に関する計画策定任務を承認する決定に署名した。
計画の対象範囲は676.36k㎡で、ハロン湾・カットバ諸島世界遺産の中核区域と緩衝区域の全体を含み、クアンニン省内に位置する。
内訳は、保護区域Iが434k㎡、保護区域IIが242.36k㎡である。
調査対象は陸域と海域にまたがり、トゥアンチャウ、ハートゥー、バイチャイ、ホンガイ、ハロン、ハーアン、クアンハン、ヴァンドンの8つの行政区を含む。
同計画は、ハロン湾の景観や地質・地形的価値、特有の生態系を原状のまま保全しつつ、持続可能な観光開発を進めることを目的とする。
特に環境の許容負荷の上限を明確化し、それに基づき観光船の数や種類の制限を提案する。
また、景観価値の高い地域を保護するため、開発制限区域の区分も行い、大量観光による圧力の軽減を図る。
さらに、イエントゥー・ヴィンギエム・コンソン・キエップバック遺跡群やバイトゥロン湾など周辺遺産との連携を進め、広域観光ネットワークの形成を目指す。
計画策定期間は24カ月以内で、2050年までを見据える。
クアンニン省人民委員会が主導し、文化・スポーツ・観光省など関係機関と連携して実施する。
ハロン湾は面積1500k㎡超に約2000の島々を有し、1994年と2000年の2度にわたり世界自然遺産に登録された。
現在はハロン湾・カットバ諸島として一体的に構成され、年間数百万人規模の観光客を受け入れており、環境や景観への負荷が増大している。




































