〈写真:dantri.com.vn〉
ベトナム・ハノイ市は、大雨が数時間続いた場合、最大220カ所で局所的な冠水が発生する可能性があるとの予測を明らかにした。
ハノイ市人民委員会は4月29日、2026年の雨季に向けた市内中心部の排水確保および冠水防止計画を承認した。
建設局が126の坊・社および排水維持部門のデータを基にまとめたもので、降雨量別に複数のシナリオを示している。
それによると、1時間当たり50mm未満の雨では冠水は発生せず、一部で道路の低地や排水設備の不具合による水たまりが生じる程度にとどまる。
50〜70mmでは11カ所、70〜100mmでは30の坊・社に計71カ所の冠水地点が発生する見通しである。
さらに、100mm以上の強い雨が数時間続く場合、54の坊・社で計220カ所(坊178カ所、社42カ所)に冠水が広がると予測されている。
市は、改修済み区域においては2日間で310mmの降雨に対応し、排水を迅速にポンプ場や排水先へ導くことを目標とし、局所的な冠水の抑制を図る方針である。
対策として、気象の予測・警戒体制の強化や具体的な対応シナリオの策定、排水管や水路、河川、調整池の定期的な維持管理を実施する。
また、国内外の気象情報を随時監視し、早期警戒に基づく排水運用を行うことで、システム内の水位を事前に低下させ、冠水リスクの最小化を図る。
さらに、ハノイ市は流域ごとの排水管の浚渫を進め、主要排水路や重点地域を優先して雨季前に完了させる計画である。
トーリック川、ルー川、セット川、キムグー川、カウベイ川や、イエンソー、ドンボン、バックタンロン・バンチー各ポンプ場に接続する水路が優先対象となる。
農業用水路の活用も継続し、ハドン、トゥーリエム、タイチュウ、トゥオンカット各地域の水路を都市排水に活用する。
2025年の雨季には内外市域で広範な冠水被害が発生したことを受け、2026年には数兆ドン規模の緊急プロジェクトを実施する。
建設局のグエン・フィー・トゥオン局長によれば、これらの事業により排水容量は約480万㎥増加し、市全体の排水能力は25〜30%向上、従来比で約60%の冠水地点の解消が見込まれる。
排水関連工事は4月30日までの完成、景観整備は6月30日までの完了を予定している。



































