<写真:dantri.com.vn>
ベトナム南部ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港の旅客ターミナル工事が、完成間近の段階で深刻な人手不足に直面している。
同空港は2021年初頭、ドンナイ省ロンタイン社で総面積5000ha超の敷地に着工された国家重点プロジェクトで、総投資額は約337兆ドン(約2兆220億円)に上る。
年内の商業運用開始を目標としているが、人員不足により進捗遅延のリスクが高まっている。
現時点の現場では、最盛期に見られたような活発な施工や粉じんの舞う光景は減少し、作業は最終仕上げ段階に移行している。
総投資額約35兆ドン(約2100億円)の旅客ターミナルは、構造部分の建設をほぼ終え、設備設置や内装工事が進行中である。
中央部の3階屋根では天井仕上げや装飾照明の設置が完了している。
一方、労働力不足の影響で現場は閑散としており、半年前のピーク時に比べて作業の活気は大きく低下している。
現在、約3000人の技術者や作業員が投入されているが、必要人員の約60%にとどまり、約40%が不足している。
地上階の手荷物搬送エリアでは設備の設置がほぼ完了し、技術者が断続的に点検を行っている。
ロンタイン国際空港プロジェクト管理委員会によれば、輸入設備の約95%が現場に搬入され、そのうち80%が設置済みで、工程は現時点で計画通りに進んでいるという。
ただ、燃料価格の上昇により建設機械の稼働も減少していると施工業者は説明する。現場では資材や機器が搬入済みながら設置待ちの状態で保管されているケースも多い。
空港第1期工事は着工から5年が経過し、各構成プロジェクトは順次完成に近づいている。
総投資額約86兆ドン(約5160億円)である最大規模の構成プロジェクト3は、これまでに約64兆ドン(約3840億円)が支出され、契約額の約74%に達した。
一方、管制塔を含む構成プロジェクト2は大半が完成し、前年末には技術システムが稼働を開始している。
ベトジェット航空の整備施設を含む構成プロジェクト4も建設を終え、年内の完成に向け設備の最終調整が進められている。
しかし、旅客ターミナルに加え港湾・交通インフラの各工区でも人手不足が続いている。
プロジェクト3全体では約1万4000人の労働力が必要とされるが、現在は約8000人にとどまり、充足率は60%にとどまる。
こうした状況を受け、レー・ミン・フン首相は5月初旬、関係機関に対し課題の早急な解決を指示し、2026年の商業運用開始を「必達任務」と位置付けた。






































