〈写真:laodong.vn〉
燃料費の高騰を背景に航空各社が運航計画の見直しを進める中、出発直前の便の欠航や時間変更が相次ぎ、乗客の不安が高まっている。
プレイク〜ホーチミン行きのベトナム航空便を予約したある人物は、航空会社が事前に欠航を代理店へ通知していたにもかかわらず、電話やメールなどで連絡を受けていなかったと訴える。
自身で異常に気付き問い合わせた後、払い戻しを受けたが、代理店からは日程変更手数料が差し引かれたという。
同様の不安は他の乗客にも広がっている。
ホーチミン市在住の人物は、6月のホーチミン〜韓国路線の搭乗を予定し、航空券やホテルなどに5000万ドン超(約30万円)を支出した。
欠航に関する情報がSNSで拡散しているため、頻繁に運航状況を確認しているという。
旅行会社によると、大規模な影響は確認されていないものの、チャーター便の一部で欠航や出発時間の変更が発生している。
ハノイ〜鳳凰古城路線では、運航会社が適正価格での交渉に至らず、機材や出発時刻の変更が通知された。
また、2026年5月中旬には四川航空がホーチミンと成都天府国際空港を結ぶ一部便の運休を発表した。
成都発の3U3903便およびホーチミン市発の3U3904便が、5月の特定日に運航停止となる。
中国路線に限らず、韓国路線でも調整が続いている。
ベトナム航空は6月、ハノイ〜ソウル、ハノイ〜釜山、ホーチミン〜釜山、ホーチミン〜ソウルの各路線で一部便の欠航を発表した。
ベトジェットも韓国や日本向け国際線の減便や時間変更を実施している。
背景には燃料費の急騰がある。
ベトナム航空のディン・バン・トゥアン副社長によると、ジェット燃料JetA1の価格は3月以降大きく上昇し、年間計画の最大3倍に達した時期もあった。
同社では燃料価格が1ドル(約150円)上昇するごとに年間約3000億ドン(約180億円)の追加コストが発生するという。
このため各社は燃料節約や運航効率化、コスト削減を進め、採算性の低い路線の減便を検討している。
一方、コンダオやフーコックなど陸路・鉄道でのアクセスが難しい路線は維持される。
国際的にも同様の動きが見られる。
航空分析会社シリウムのデータでは、2026年5月の運航計画で世界の航空会社は約200万席、1万2000~1万3000便を削減した。
乗客に対しては、航空会社の公式サイトで予約情報を確認し、出発の7~10日前には再度スケジュールを確認することが推奨されている。
変更や欠航時には書面での確認を求め、領収書や連絡履歴を保管することが重要とされる。


































