〈写真:trungtamytequan6.medinet.gov.vn〉
ベトナムでは若年男性における勃起不全の増加が指摘されており、生活の質に影響を及ぼしている。
ホーチミン市のビンザン人民病院によると、従来は中高年の問題と考えられていた勃起不全が、近年は若年層にも多く見られるようになっている。
一方で、多くの若者が症状を抱えながらも医療機関を受診せず、インターネット情報や出所不明の製品に頼る傾向があり、治療の遅れにつながっている。
29歳の男性は数カ月にわたり勃起機能の低下を感じ、同病院を受診した。
仕事上の目標達成に伴う強いプレッシャーや慢性的な睡眠不足、不規則な生活が続いていたという。
朝の勃起の減少に始まり、配偶者との関係において勃起の維持が困難となり、不安や自責の念を抱えるようになった。
検査の結果、生殖器の構造的異常は確認されなかったが、テストステロン値は比較的低い水準にあった。
治療では薬物療法に加え、生活習慣の改善や運動、十分な睡眠の確保が指導された。その後、症状は改善し、心理面の負担も軽減された。最終的に配偶者は自然妊娠に至った。
また、48歳の男性経営者も同様に長期間の勃起不全を訴えたが、各種検査では異常は確認されなかった。
長時間労働や睡眠不足、感情の抑制が背景にあり、治療では生活リズムの見直しや飲酒機会の調整、運動習慣の回復、配偶者との対話が重視された。数週間で症状は大きく改善した。
同病院の医師によると、若年男性の勃起不全は心理的要因だけではなく、慢性的なストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れによる内分泌への影響が関係している。
テストステロンの低下は疲労感や意欲低下、感情の不安定化などを引き起こし、悪循環を形成する。
若年男性の発症率は約8〜15%とされ、朝の勃起の減少は重要な兆候とされる。これは長期的なストレスや睡眠障害、内分泌の変化、さらには代謝性疾患の可能性を示す場合がある。
医師は、朝の勃起の減少や勃起維持の困難、性欲低下、疲労感などの症状が見られる場合、早期に専門医の診察を受けるべきであるとしている。
症状の長期化は性交頻度の低下を招き、自然妊娠の機会にも影響する可能性がある。
さらに、即効性をうたう「強壮薬」には注意が必要とされる。
専門家によると、一部の製品には成分が不明確なまま勃起不全治療薬の有効成分や類似物質が混入されている場合があり、アルコールや硝酸薬との併用により血圧低下や失神、心血管系の事故を引き起こす危険があると指摘されている。



































