<写真:tcdulichtphcm.vn>
ベトナム民間航空局は、夏の旅行シーズン入りに伴いサービス上のトラブル増加が見込まれる中、航空会社に対し乗客からの苦情・問い合わせ対応の強化を求めた。
同局は業界各機関に対し、航空分野における消費者保護規定の徹底を指示した。
航空会社には、遅延や欠航、運航スケジュールの変更、手荷物の紛失や遅延返却といった事態において、迅速な支援と顧客対応の質向上が求められる。
空港運営事業者についても、ベトナム空港公社(ACV)やフーコック国際空港、バンドン国際空港などが航空会社や地上業務会社と連携し、空港での乗客対応を行うように求められている。
この動きは、建設省が航空輸送に関する新たな規定案について意見募集を進めている中で示されたものである。
同案では、遅延や欠航時に支払われる前払い補償額を最大25%引き上げる案が盛り込まれている。
具体的には、国内線500km未満の路線では補償額を20万ドン(約1200円)から25万ドン(約1500円)へ引き上げ、ハノイ〜ホーチミンのような1000km超の路線では最大50万ドン(約3000円)とする案である。
一方、ACVは同時に、夏季の利用者増加を背景に手荷物の取り違えや紛失リスクが高まっているとして注意喚起を行った。
近年、搭乗後に荷物の取り違えや紛失、開封の疑いに関する指摘がSNS上で相次いでおり、空港を離れた後に発覚するケースも多いという。
同社によると、ピーク時間帯には類似した外観のスーツケースが増え、ターンテーブルで乗客自身が受け取るため、確認不足による誤認が発生しやすい。
このため、預け入れ前に荷物の写真や動画を記録し、手荷物タグと控えを保管すること、到着後は空港を出る前に荷物の状態やタグ情報を確認することを推奨している。
異常があれば速やかに地上スタッフや航空会社へ申告する必要がある。
また、現金や貴重品、重要書類、医薬品、予備バッテリー、高価な電子機器を預け入れ荷物に入れないことや、他人の荷物を預かって預け入れる行為を避けるように注意を呼びかけた。
旅行後は個人情報が含まれる手荷物タグを破棄することも求めている。
ACVは現在、タンソンニャット、ノイバイ、ダナンなどを含む全国21空港を管理・運営しており、ロンタイン国際空港プロジェクトの投資主体でもある。


































