<写真:znews.vn>
ハノイの夏の厳しい暑さと急激な気候変化に、多くの外国人が驚きを示している。
ハノイ生活4年目の英国人男性は、同市の天候が「コインを投げるように一変する」と語っている。
2022年に四季のある都市を体験するためハノイに移住したが、初めての夏で強い衝撃を受けたという。
4月初旬まで涼しかった気候が数日で猛暑に変わり、生活習慣の見直しを余儀なくされた。
ショッピングモールやカフェ、自宅で冷房に頼る日々が続き、外出を控えることも多かったと語る。
2026年5月下旬の猛暑期には、勤務先の小学校で児童の昼寝時間が1時間から2時間に延長された。
学校から自宅までの6kmの移動も負担が大きく、路面からの熱気と排気ガスで空気は重く感じられるという。
途中でコンビニに立ち寄り、約10分間冷房で体を冷やしながら帰宅する日もあると述べた。
一方で、冷房設備が広く普及している点については「なければ夏を乗り切れない」と話している。
他の外国人男性も、ハノイの夏を「恐ろしい体験」と表現する。
故郷では40度を超える気温でも湿度が低く汗が蒸発しやすいが、ハノイでは高湿度のため汗が体に残り、不快感が強いという。
外出時にはファン付きの上着を着用し、1日約3Lの水を摂取しながら移動を控えている。「これまで経験したことのない暑さで、疲労感や集中力の低下を感じる」と語った。
5月22日から27日にかけての熱波では、北部および中部の各地で生活に影響が出た。ハノイのラン観測所では26日、気温が41.1度に達し、2019年5月の記録41.3度に迫った。
米国の環境健康科学者は、ハノイが「屋外の炉」のようになる要因として都市のヒートアイランド現象を挙げる。
急速な都市化により緑地や水域が減少し、コンクリートやアスファルトが熱を吸収・放出することで市街地の気温が周辺より高くなると指摘する。
さらに地形や乾燥した熱風の影響で熱が滞留し、高層建築の間にこもることで空気が重くなるという。
こうした気候は、涼しい地域から来た人々の体温調節機能に負担を与え、めまいや頭痛、吐き気などの症状を引き起こす可能性があるとされる。
東南アジア出身でハノイに留学中の男性も、熱帯気候に慣れているにもかかわらず、当地の夏には驚いたという。
気温約40度の昼間には、5分歩くだけで衣服が汗で濡れ、夜間でも冷房と扇風機を使用しても寝苦しさを感じると述べた。
故郷と比べて風が少なく湿度が高い点が違いであると指摘する。
また、路上で体を覆う服装や日差し対策など、現地の人々の工夫にも関心を示し、自身も外出時に上着や帽子を着用するようになったという。
同男性は、外国人がハノイの夏に適応するには生活習慣の調整が必要であるとし、10時から16時の屋外活動を避けることや、水分に加えてナトリウムやカリウムなどの電解質を補給することを勧めている。
また、通気性の良い明るい色の衣服を着用し、屋外から室内に入る際は急激に室温を下げないように注意する必要があるとしている。




































