〈写真:vtv.vn〉
ベトナム人民軍総参謀長で国防次官のグエン・タン・クオン大将は2日午前、来訪した日本の統合幕僚長である内倉浩昭大将を歓迎し、会談を行った。
会談でクオン大将は、両国関係の良好な発展を背景に、ベトナムと日本の防衛協力が今後も強化され、実質的かつ効果的な成果を上げ、両国関係の柱であり続けるとの認識を示した。
双方は国際情勢や地域情勢、共通の関心事項について意見交換した。
クオン大将は、ベトナムが独立・自立、平和、友好、協力、発展を重視し、対外関係の多角化・多様化を進める外交路線を堅持していると強調するとともに、防衛政策「四つのノー」を一貫して維持する方針を改めて表明した。
また、南シナ海における紛争や相違は国際法、とりわけ1982年の国連海洋法条約に基づき、平和的手段で解決すべきであるとし、実効性と拘束力を備えた行動規範(COC)の早期妥結を望む考えを示した。
両国の防衛協力については、これまでに高官往来や対話・協議の枠組み維持、訓練・教育協力、各軍種間の連携、国連平和維持活動、捜索救難、防衛産業、海上安全保障、戦争被害の克服など幅広い分野で進展していると評価した。
クオン大将は、日本政府がダイオキシンや環境分析機材の供与などを通じて戦争被害の克服を支援していることに謝意を示すとともに、不発弾処理機材の無償供与プロジェクトの推進にも言及した。
今後については、既に合意した協力内容の着実な実施を提案したほか、日本側に対し軍事分野の奨学金の維持・拡充や、科学技術分野における大学・大学院レベルの人材育成枠の拡大を求めた。
ベトナム側は、日本の防衛省および自衛隊の要員を対象とした国際防衛幹部課程やベトナム語教育課程への受け入れに前向きな姿勢を示した。
また、12月に開催予定のベトナム国際防衛展示会への参加を日本の防衛当局や企業に呼びかけた。
内倉大将は今回の訪問が両国協力関係の深化に寄与するとの認識を示し、今後も代表団の相互訪問や人材育成、各軍種間の協力、国連平和維持活動などで連携を強化する意向を表明した。
訪問期間中、日本側代表団はホー・チ・ミン主席廟や戦没者慰霊碑で献花したほか、ハノイ市やバクニン省の機関や歴史的施設を訪問した。
また、ファン・バン・ザン国防相への表敬訪問や、グエン・バン・ヒエン国防次官との会見も行った。





































