<写真:dantri.com.vn>
ベトナムでタカタ製エアバッグの不具合により、約5万1000台の車両が未修理のままとなり、安全リスクが続いている。
ベトナム自動車工業会(VAMA)によると、タカタ製エアバッグのリコールは世界最大級の車両安全関連リコールの1つであり、国内では約13万7000台が対象となっている。
これまで約10年にわたり複数回のリコールが実施され、約8万6000台で点検およびインフレーターの交換が完了し、対応率は60%超に達した。
一方で、依然として約5万1000台が未対応で、全体の40%超を占める。利用者の安全性に対する懸念が残る状況である。
対象車種には、トヨタのヴィオス、ヤリス、カローラ・アルティス、ホンダのCR-V、シティ、シビック、アコード、フォードのレンジャー、エベレスト、モンデオ、三菱のパジェロ、ジンガー、トライトン、メルセデス・ベンツのCクラス(W204)、GLK(X204)などが含まれ、多くは2003年から2015年の製造車である。
タカタ製エアバッグの不具合は、日本の部品メーカーによる世界的な不祥事で、2013年に問題が表面化し、2014年以降深刻化した。
影響車両では、インフレーターに湿気が侵入することで内部圧力が異常上昇し、衝突時に破裂する恐れがある。
破裂した場合、金属片が展開したエアバッグを突き破り車内に飛散し、重傷や死亡事故につながる危険がある。
各自動車メーカーは通知文の送付や電話、電子メール、販売店網を通じた案内などで対応を進めてきたが、時間の経過とともに周知効果は低下している。
リコール情報を把握していない、または認識していても修理に至っていない車両所有者が一定数存在するという。
国家競争委員会は、車両所有者に対しリコール対象の確認と早期の点検・部品交換を呼びかけている。点検および修理はすべて無料で実施される。
タカタ製エアバッグ問題は世界で多数の自動車メーカーと数百万台規模の車両に影響を及ぼし、自動車業界史上最大級のリコールの1つとされている。
関連する不具合により、各国で死亡事故や重傷事故が発生している。







































