<写真:vietnamnet.vn>
各地で偽の漢方薬を製造・販売する詐欺組織が相次いで摘発され、数千人規模の患者から巨額の資金をだまし取っていた実態が明らかになった。
トゥエンクアン省公安捜査機関は23日、「東洋医学家伝クートン」および「クートン胃薬」の偽ブランドに関連する顧客欺罔事件について、被害者の特定を急ぐように発表した。
捜査によれば、2024年9月から2025年10月にかけて、3人の容疑者が出所不明で検査記録のない生薬を仕入れ、包装して販売していた。
治療効果を誇張したラベルを自作し、他人の診療許可証を不正使用して信用を装っていた。
これに先立つ2026年2月、タインホア省公安は「ホアンミン堂」と称する伝統医療施設を装った詐欺組織を摘発した。
主犯のホアン・バン・トアンらは、オンラインで学んだ知識のみで草木を加工し、「三代に伝わる秘方」と称して関節疾患の治療薬として販売していた。
組織は会社を設立し、SNS広告に多額の資金を投じ、テレビ局の映像を加工するなどして信頼性を装った。
2023年から2025年にかけて約8万7000件を販売し、不正利益は2270億ドン(約13億6000万円)に上った。
使用後にかゆみや水疱が生じた場合には西洋薬を同封し、顧客に対処させていた。
さらに2026年1月、ホーチミン市公安は、グエン・ズイ・ヒエンらによる無許可の漢方薬製造事件を立件した。
海外製を装った包装を用い、製品には抗炎症作用を持つベタメタゾンを混入していた。
これにより即効性を装う一方で、肝臓や腎臓、心血管系への深刻な影響が懸念される。現場からは1万3000点以上の偽製品が押収された。
同様の手口として、2026年4月15日には別のグループが摘発された。
2024年末以降、流通経路不明の錠剤やカプセルに鎮痛成分パラセタモールを混合し、マレーシア産と偽った包装で販売していた。
現場では完成品4000箱以上と約790kgの原料が押収された。
法律専門家によれば、これらの行為は「医薬品の偽造・販売罪」に該当し、極めて重大な犯罪である。
虚偽の診療行為や偽の医療記録の作成などが認定されれば、「詐欺による財産奪取罪」も追加適用される可能性がある。
被害者は刑事手続きの中で医療費や逸失利益、精神的損害の賠償を請求できるとされる。
また、被害拡大防止のため、使用中止と速やかな医療機関受診、薬品や包装の保存、購入記録や広告資料の保全など、証拠の確保が重要と指摘されている。




































