<写真:poste.com>
ベトナムの首都ハノイ市は、2045年までに14の都市を開発し、総面積17万6708haに拡大する計画である。これは首都の自然面積の約52%に相当する。
ハノイ市が開催する「首都計画100年ビジョン」展示会では、将来の14都市の開発方向を示す地図が公開されている。
都市開発は主に西部と南部に重点が置かれ、西部にはホアラック、スアンマイ、ソンタイ・タイダン・タンビエン山地域、国道32号線および西タンロン軸線沿い、タンロン大通り沿い、国道6号線沿いの6都市が計画されている。
2045年時点で14都市の総面積は17万6708haを超え、2065年には20万1060haに拡大し、首都全体の約60%に達する見込みである。
西部6都市の面積は2045年までに3万4622.1haで、このうちホアラックは1万99haと最大規模となる。
人口は2045年に80万人に達する見通しであり、高度科学技術や高品質教育の中核拠点として位置付けられる。
中心部では、紅河右岸都市の面積は2065年まで約4万5300haで安定的に維持される。
2045年の人口は636万人に達する見込みで、歴史的中心市街地および拡張地域が国家および市の政治・行政の中枢機能を担う。
ハノイ市は既存の都市空間の価値を生かすため、保全と再整備の方策を検討するとともに、金融機能を集積する特区の設置も構想している。
紅河両岸は首都の景観・文化・歴史・環境の中核軸として整備される。
公共施設や公園、文化・観光・娯楽機能を中心に開発し、2045年の都市開発面積は1万1425ha、2065年には1万5488haに拡大する。人口は約120万人が見込まれる。
南部では、国際スポーツ都市(オリンピック地区)、トゥオンティン・フースエン、ヴァンディン・ダイギア、国道1A沿いの4都市が計画されている。
オリンピック都市は約1万3976ha規模で、13万5000席のスタジアムを中心とする国際水準のスポーツ複合体として整備される。
スタジアムは2025年末に着工し、2027年7月の完成を予定し、関連施設は2035年までに運用開始される見込みである。
同都市は南部の玄関口に位置する新たな成長拠点として位置付けられ、公共交通指向型開発(TOD)モデルに基づき、高層建築の比率引き上げや建築密度の低減、緑地拡大などが図られる。
ハノイ市は総延長979kmの都市鉄道網を前提に、「多中心・機能分散型」のTOD開発を推進する方針である。
国家・地域レベルのTODを5~10カ所、市レベルで20~30カ所、さらに地域レベルで120~150カ所整備する計画で、都市拡張と人口・雇用の分散を図る。
また、ハノイ市は約3000haの都市開発予備地を10地点に確保する方針である。
タンロン橋、ニャッタン橋、トゥリエン地区、環状道路4号・5号とタンロン大通りやファップヴァン高速道路の結節点などが対象となる。
加えて、南部、西部、メーリン地区の6カ所で約17000haの追加都市開発用地も計画されている。







































