<写真:znews.vn>
ベトナム南部ドンナイ省でアフリカ豚熱の感染が拡大し、2026年上半期に1万3532頭の豚が殺処分された。
同省農業環境局畜産・水産支局のグエン・チュオン・ザン支局長は7月2日、同省におけるアフリカ豚熱の流行が複雑化し、増加傾向にあると明らかにした。
2026年上半期には、32の村・坊にまたがる59の飼育世帯と2つの農場で計42件の感染が確認され、感染および死亡した豚1万3532頭を殺処分した。
前年同期比で412.5%増となる。現在もタンフン、ビンタイン、フンフオック、トゥアンロイの各地域で4件の感染が続いている。
当局は農場や動物集荷・取引施設での監視を強化し、検査用サンプルの採取を拡大して早期発見と封じ込めを進めている。
これまでに約1万5000Lの消毒薬を各地に配布し、95の村・坊のうち88地域で、感染地や飼育区域、家畜市場など計2100ha超にわたり消毒を実施した。
一方で、無許可のと畜が依然として複雑な状況にあり、特効薬が存在しないことから、防疫対策は難航している。
当局は家畜や畜産物の輸送、屠畜、取引の管理強化と違反行為の厳格な処分を各地に求めるとともに、飼育者への周知とバイオセキュリティ対策の徹底を進めている。
6月中旬にはタンフー坊の農場で豚の異常死が報告され、検査の結果アフリカ豚熱の陽性が確認された。
この事例では1942頭を殺処分し、飼育区域全体の消毒を行った。その後、新たな感染は確認されていない。
また、フンフオック村でも小規模飼育世帯で感染が発生し、当局が殺処分や消毒、住民への周知を実施したほか、被害農家に対し規定に基づく支援を行った。
同支局は、農業環境省に対し、防疫指針の策定や2023年7月25日付の首相決定第889号に基づく疾病安全区域の構築に関する指導を求めている。






































