〈写真:tuoitre.vn〉
ベトナム中部ダナン市で短期間のうちに大型スーパーやショッピングセンターの開業が相次ぎ、小売市場が活況を呈している。
7月初旬、日本の流通大手イオンは同市で初の商業施設「イオンモール・ダナン・タンケー」を開業した。
ディエンビエンフー通りとグエンチーフオン通りの交差点に位置し、ダナン国際空港から約1kmにある。
同施設は延べ床面積約3万㎡、賃貸面積2万1000㎡超で、約60店舗が入居する。
小売、飲食、ファッション、家電、家具、娯楽などの分野を網羅し、約半数のブランドがダナン市場に初進出となる。
開業以降、連日多くの来場者でにぎわい、周辺では関連サービスの利用も増加している。
同時期には、日本のファーストリテイリング傘下の衣料品ブランド「ユニクロ」もダナン初の店舗を開設した。
売り場面積は約1500㎡で、同ブランドの世界2500店舗の1つに位置付けられる。ファーストリテイリングの2025年の売上高は230億ドル(約3兆7168億円)を超える。
このほか、ホアカイン地区では「MMメガマーケット」が開業した。
投資額は約2000万ドル(約32億3400万円)、敷地面積は約1.92haで、同社がベトナムで新設した個人顧客向け小売モデルとしては初となる。
約5年前まで、ダナンの商業施設は主に国内企業による小規模なものが中心であったが、近年は国際的な小売大手の進出が相次ぎ、投資環境の変化が顕著となっている。
観光都市として知られてきたダナン市は、現在では長期投資に値する消費市場として評価されている。
イオンベトナムの手塚大輔社長は、同国を重点市場と位置付ける中で、人口約300万人となったダナンへの関心が高まっていると述べた。
また、同市は成長余地が大きく、域内の中心都市としてGDP成長率も他地域を上回る水準にあるとした。
イオンはタンケーに続き、ホアスアン地区で約3倍規模の新たな商業施設の建設も計画している。
中部最大級の商業施設となる見込みで、郊外への展開を進める。ダナン市人民委員会は7月2日、同計画に関連し、同社に約10万1800㎡の土地を賃貸する決定を出した。
ホー・キー・ミン常務副主席は、相次ぐ投資により専門店や新規ブランドの進出が進み、新たな小売モデルと購買体験が提供されると指摘した。
また、企業の投資は同市の投資環境への信頼を示すものであるとした。
新たな商業施設の整備は、市場との連携強化や地域社会への貢献を通じ、ダナンの経済社会発展に寄与するとしている。
2026年上半期のダナン市の対内直接投資(FDI)額は約3億1300万ドル(約506億円)で、前年同期の2.6倍に拡大した。観光分野では980万人の来訪者を記録している。




































