<写真:thanhnien.vn>
ベトナム南部の新たな玄関口となるロンタイン国際空港の2026年12月1日の開業まで100日余りとなる一方で、同空港とタンソンニャット国際空港の国際線の役割分担はなお確定していない。
ベトナム空港総公社(ACV)はこの1カ月足らずで異なる2案を示しており、運用方針を巡る議論が続いている。
ACVが新たに準備委員会へ提出した案では、路線の距離や就航地域を基準に役割を分ける。
ロンタインは1000km超の国際線や不定期便、新規国際線、貨物便を担い、東アジア、西アジア、オセアニア、欧州方面の定期便も移管する。
一方、タンソンニャットは1000km未満の国際線と国内線を引き続き運航し、東南アジア路線は約55%をロンタイン、45%をタンソンニャットに配分する構想である。
しかし、その半月ほど前にはACVは政府に対し、距離で機械的に振り分けるのではなく、市場需要に応じて両空港を並行運用する案を提示していた。
航空会社が旅客需要や自社の運航計画に応じて就航空港を選択し、同一路線を両空港で運航することも認める考えで、タンソンニャットの年間5000万人規模の処理能力を維持しながら、ロンタインの利用拡大を図るとしている。
有識者からは、路線を距離だけで一律に区分する方法には慎重な意見が相次いだ。
ホーチミン市経済大学のボー・スアン・ビン教授は、世界の複数空港都市では市場原理を活用した柔軟な役割分担が一般的であり、混雑時間帯の発着枠料金の引き上げやロンタインでの料金優遇など、市場メカニズムを活用した誘導策が望ましいと指摘する。
また、フンブオン大学ホーチミン市校のチャン・ベト・アイン副学長代行も、ロンタインは長距離国際線や貨物、中継機能を担い、タンソンニャットはASEANなど近距離国際線を維持する形が、都市競争力と地域経済の双方に資すると提言した。
ACVはロンタインの運用を3段階で拡大する計画も示している。
開業当初は移転を希望する航空会社や新規国際線、不定期便、貨物便を受け入れ、2027年には欧州や米州など長距離国際線へ対象を広げる。
最終段階ではほぼすべての国際線をロンタインへ移す一方、ベトナム航空会社が運航する1000km未満の定期国際線は引き続きタンソンニャットで運航する予定としている。







































