<写真:image.poste-vn.com>
ハノイ市は、ダオタン通りから分岐するダオタン通り58番路地からファンケービン通りを経由し、ドイカン通りまでを結ぶ新たな道路の整備を計画している。
同事業は、2026~2030年にザンヴォー街区で実施される土地収用事業のうち、新規登録された交通インフラ事業の1つである。
事業名は「ダオタン通りから58番路地を経由し、延伸されるファンケービン通りを通ってドイカン通りまで接続する道路の計画・建設」とされている。
ザンヴォー街区の事業リストでは、同街区内における事業予定面積と土地収用予定面積はいずれも0.28ha、約2800㎡とされている。
ただし、これはザンヴォー街区内で登録された面積であり、約500mとされる計画道路全体の土地収用面積を示しているとは限らない。
この道路構想自体は新しいものではない。2020年の旧バーディン区土地利用計画にも、ダオタン通りとドイカン通りを結ぶ道路として掲載されていた。
当時の計画図に基づく情報では、道路の全長は約500mで、起点はダオタン通り58番路地とされている。
道路は58番路地を直線的に拡幅・延伸し、住宅地を通ってファンケービン通りを横断した後、ドイカン通りの463番路地向かい付近まで接続する計画である。
計画ルートのダオタン通り側では、58番路地だけではなく、ダオタン通り58~70番地付近の建物も道路予定地に含まれる可能性があると、2020年の土地利用計画図に基づく現地調査で示されていた。
路地の奥では道路をさらに南へ延ばし、ファンケービン通りとの間にある住宅地を通過する計画となっている。
現在のダオタン通り58番路地周辺には、飲食店やサービスアパートなどが集まっている。
計画道路が完成すれば、ダオタン通り、ファンケービン通り、ドイカン通りの3路線を南北方向に直接結ぶ新たな移動経路となる。
周辺のリンラン通りや既存の生活道路に集中している交通を分散し、地域内の移動経路を増やす効果が期待される。
ただし、この道路はファンケービン通り本線の拡幅事業とは別のプロジェクトである。
2026~2030年のザン・ヴォー街区の土地収用事業リストでも、ファンケービン通りの計画拡幅は1.36ha、ダオタン通り58番路地からドイカン通りへ接続する道路は0.28haの別事業として掲載されている。
ファンケービン通り本線の拡幅事業では、2026年7月までに38世帯・個人・組織に関係する6500㎡超の用地解放が進み、施工用地を引き渡す条件が整ったと発表されている。
一方、ダオタン通り58番路地を経由する接続道路については、土地収用事業として登録された段階であり、本線拡幅事業と同じ進捗状況ではない。
現時点では、ダオタン通り58番路地からドイカン通りへ接続する道路の投資総額、正式な着工日、工事期間、完成予定時期、個々の土地や建物の確定した収用範囲は公表されていない。
土地収用事業リストへの掲載は、事業を進めるための行政手続きが具体化したことを示すが、直ちに建物の撤去や道路工事が始まることを意味するものではない。
一部の不動産情報では、ダオタン通りからファンケービン通りまでを幅17m、ファンケービン通りからドイカン通りまでを幅13.5mに整備すると紹介されている。
しかし、今回確認できたハノイ市の公開資料では、この幅員を正式に裏付ける最新の道路境界線図や詳細設計は確認できない。
計画が実現すれば、ダオタン通り58番路地は、現在の路地から、ファンケービン通りとドイカン通りへ抜ける接続道路の一部へ変わることになる。
沿道の店舗や住宅が実際にどこまで土地収用の対象となるかについては、今後公表される測量結果、道路境界線、土地収用通知、補償・移転計画などを確認する必要がある。








































