<写真:Facebook>
ホーチミン市で7月7日、ベトナムの国民食フォーをテーマにした初のオマカセ形式のディナーが開かれた。
会場はレストラン「Pot Au Phở」で、席数は14席限定。
料金は13品のコースが290万ドン(約1万8000円)、アルコールのペアリングが160万ドン(約9900円)で、合計450万ドン(約2万8000円)となる。
メニューはミシュランシェフのピーター・クオン・フランクリン氏と、FUMEのオーナーシェフの鶴原翔三氏が共同で考案した。
客はオープンキッチンで調理の様子を見学しながら、料理人との会話や一部の仕上げ工程を目の前で楽しんだ。
両氏によると、フォーを主題としたオマカセはホーチミン市で初の試みである。
コースでは、伝統的な一杯のフォーではなく、その味や香りをさまざまな料理に取り入れた。
前菜にはフォーで使われる香草を組み合わせたビーフタルタルを用意したほか、ピーター氏は2週間熟成させた鴨肉を使う鴨のフォーを提供。
手作りのフォー麺とともに、鴨のだしのうま味を生かした一品に仕上げた。終盤にはフォーの風味とトリュフを合わせたスフレも登場した。
一方、鶴原氏は、日本・浜名湖産の旬のウナギと自家製しょうゆを使ったラーメンを考案し、スープにはベトナム北部のフォーにも用いられるサスンを加えてうま味を高めた。
伝統的な季節の食材を中心とする一般的なオマカセとは異なり、フォーを軸にベトナムと日本の食文化の融合を表現した構成となっている。
両シェフは提供前に何度も料理と飲み物の試作や調整を重ね、最終メニューを完成させたという。
来店客からは、約450万ドン(約2万8000円)という価格について、珍しい料理を体験できるオマカセとしては高すぎるものではなく、両シェフの異なる料理スタイルが調和していたとの感想が聞かれた。






































