<写真:イメージ画像>
ホーチミン市の公共交通機関利用は依然として低迷しており、メトロ1号線の各駅へ向かう移動では、バスの所要時間がバイクを平均で約2倍上回ることが分析で明らかになった。
移動時間が60分以内の経路では、バスがバイクより速い、あるいは同程度となる地域は確認されなかった。
最もバスでアクセスしやすいベンタイン駅でも、利用圏の62%でバスの所要時間はバイクの2倍以上となり、残る38%でも1~2倍長かった。
平均すると、地下鉄へのアクセス時間はバスがバイクの約2倍であった。
時間差は朝(6~8時)と夕方(16~18時)のピーク時間帯に比較的小さくなる傾向がみられた。
運行本数が増え、乗り継ぎの選択肢が広がるためと分析されている。
一方、中心部のベンタイン駅やオペラハウス駅、バソン駅では、バスの競争力が特に低く、郊外の国家大学駅やラックチエック駅では両者の差が比較的小さかった。
ホーチミン市では2026年3月時点で約1300万台の車両が登録され、その内訳は約148万台の自動車と1150万台のバイクである。
一方、駐車施設は市民需要の7~10%しか満たしていない。2025年のバス利用率は1.6%と目標の7.23%を大きく下回る。
専門家によれば、渋滞による遅延や住宅地まで十分に行き届かない路線網、停留所までの徒歩時間の長さが公共交通利用拡大の障害になっている。
ホーチミン市は個人車両への依存を抑え、公共交通を軸とした「20~60分都市」の実現を目標に掲げているが、そのためには既存ネットワークの接続性向上が課題となっている。




































