<写真:イメージ画像>
ベトナムを訪れる欧米の旅行者はレンタルバイクを利用する例が多い一方、韓国や日本からの旅行者は送迎車やツアー用車両を選ぶ傾向が強い。
旅行文化や安全意識の違いが利用行動を分けているという。
ホイアンやダラット、ハザンなどでは、欧米の若い旅行者やバックパッカーがバイクを借り、自ら運転して各地を巡る姿が珍しくない。
彼らにとってバイクは単なる移動手段ではなく、現地の日常生活や交通を体感し、自分だけの旅を楽しむための体験である。
Googleマップを利用して自由に行程を組み、ハザン・ループやハイバン峠などのルートを走ることも人気を集めている。
これに対し、日本と韓国の旅行者は、安全性や計画性を重視する旅行スタイルが一般的である。
空港送迎や観光バス、ガイドが含まれるパッケージツアーを利用するケースが多い。
慣れない道路事情の中で自らバイクを運転することは、旅行中に求める安心感とは一致しにくいとされる。
バイク利用には法的な条件も影響している。ベトナムでは50ccを超えるバイクを運転する外国人には、認められた運転免許が必要となる。
国によって国際運転免許証の取り扱いが異なるため、追加の手続きが必要になったり、別の交通手段を選択したりする場合がある。
また、交通量の多さや現地特有の交通環境を理由に、タクシーや配車サービス、運転手付き車両を利用する旅行者も少なくない。
こうした需要の違いは観光業界のサービスにも反映されている。
欧米市場向けにはレンタルバイクやガイド付きバイクツアー、自走型ツアーなどが発展している一方、日本・韓国市場ではリムジン車や専用送迎、日本語・韓国語対応ガイドを備えたツアー商品の充実が進んでいる。
旅行者ごとの価値観や旅行習慣の違いに応じたサービスを提供することが、ベトナム観光の重要な課題となっている。




































