<写真:イメージ画像>
ベトナムの国内航空券価格が、9月2日の建国記念日に伴う連休を前に急騰している。
旅行や帰省需要の高まりを受け、主要路線では1週間ほどで運賃が大幅に上昇し、航空当局は発着枠を拡大して供給力の強化を図る方針である。
ハノイ〜ホーチミン線では、8月21日出発便の最安運賃がおよそ112万ドン(約7000円)であったのに対し、連休前の8月28日出発便では約212万ドン(約1万3000円)まで上昇し、ほぼ2倍となった。
ホーチミン発ハノイ行きも同様の傾向で、ベトジェットの販売システムでは8月28日便の最安運賃が139万ドン(約8600円)となり、8月26日の71万8000ドン(約4500円)からほぼ倍増、27日の89万ドン(約5500円)と比べても56%超上昇した。
税金や各種料金を含めると片道で約200万ドン(約1万2000円)の負担となる。
観光地への路線でも値上がりが目立つ。ハノイ〜ダナン線では、8月21日出発便の最安運賃が約100万ドン(約6200円)であったが、8月28日には217万ドン(約1万3000円)へ上昇した。
午前や昼過ぎの利用しやすい時間帯では普通席が227万ドン(約1万4000円)以上、ビジネスクラスは478万ドン(約3万円)以上となっている。
ハノイ〜フーコック線でも、サン・フーコック航空の8月28日便は税・料金込みで片道約180万ドン(約1万1000円)から販売されている。
運賃上昇を受け、利用者の対応も分かれている。
早い段階から航空券を探していた利用者の中には、早朝や深夜便へ変更して費用を抑えたケースがある一方、旅行日程を優先し、値上がりを受け入れて予定通り旅行する利用者もいる。
こうした需要増加に対応するため、ベトナム民間航空局はハノイ・ノイバイ国際空港とホーチミン・タンソンニャット国際空港で発着枠の調整を実施する。
ノイバイ空港では7月15日~8月15日と8月24日~9月6日に国内線出発ターミナルの処理能力を毎時17便へ引き上げ、滑走路などの発着能力も午前6時から午後11時59分まで毎時42便から44便へ拡大する。
タンソンニャット空港でも6月15日~9月6日に午前6時から午後11時まで毎時46便へ引き上げる。
航空局は、これらの措置は空港施設や航空管制の実際の処理能力を踏まえ、安全を確保したうえで運航余力を拡大するためのものであるとしている。
発着枠の拡大によって航空会社が自動的に増便できるわけではないが、需要の高い路線で追加便や座席供給を増やし、運賃上昇や混雑の緩和につながることが期待されている。







































